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Monday, March 30, 2020

磐城高監督、涙の最終ノック 4月に転勤 センバツ用ユニホーム着た選手へ - 毎日新聞 - 毎日新聞

磐城高の教え子に最後のノックをする木村保監督(左端)と選手たち=いわき市平の福島県立磐城高グラウンドで2020年3月30日午後0時30分、磯貝映奈撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で中止された第92回選抜高校野球大会に出場予定だった福島県立磐城高(同県いわき市)で30日、転勤などのために同校を去る野球部の木村保監督と大場敬介部長が部員との最後の練習に臨んだ。部員たちは、29日に2人から手渡された甲子園用の新しいユニホームを着て、恩師のノックを受けた。

 4日から休校と部活動自粛が続いていたため、グラウンドに集まるのは約1カ月ぶり。岩間涼星主将(2年)の「保先生のノックを受けるのも今日で最後。元気出していきましょう」とのかけ声を合図に練習が始まった。

 最後の1本になると、清水真岳選手(2年)から順に1人ずつ木村監督と大場部長へ感謝の気持ちを叫び、「最後のノックをお願いします」と打球を受けた。前日に監督と部長から受け取った激励の言葉に応えようと全員で考えたという。

 教え子の思わぬサプライズに、木村監督は涙を拭いながらバットを振り、練習後には「まいったな。今日は泣かないと決めていたのに」と苦笑い。「甲子園の舞台で彼らと野球ができなかったことだけが心残りなのは確かだが、今の状況を耐え忍び、次への一歩を踏み出してほしい」と、自らのモットーである「忍耐」の精神を選手たちに伝えた。

 木村監督は県立福島商業高に異動し、県高野連の仕事をする予定。大場部長は千葉県立旭農業高に転任する。

 清水選手は「先生方はいつも自分たちの意見に耳を傾けてくれた。先頭で緊張したが、感謝の気持ちを伝えられてよかった」と話した。最後に捕飛をキャッチした岩間主将は「言葉とプレーで今までのすべてを伝えようという気持ちで取り組んだ。木村監督の涙を忘れず、夏まで全力でやっていきたい」と先を見据えた。

 ベンチ内のホワイトボードには、新たな目標が書き込まれていた。「春の意地 譲らない夏」。4月2日から新体制で本格的な練習を再開する予定だ。【磯貝映奈】

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March 31, 2020 at 03:30AM
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