【ニューヨーク=河内真帆】米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&>)が17日発表した2020年1~3月期決算は純利益が前年同期比6%増の29億1700万ドル(約3130億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大で外出規制が広がるなか、米国を中心にトイレタリー商品や家庭用洗剤などの販売が伸びた。
売上高は5%増の172億1400万ドル。米国の販売が10%増と大幅に伸び、中国での落ち込みを補った。デビッド・テイラー最高経営責任者(CEO)は「堅調な業績結果は、世界中の消費者の健康、衛生のニーズにP&>製品が不可欠なことを映したものだ」と述べた。
製品分野別では、家庭用洗剤や清掃用品を含むホームケアが8%伸びた。ヘルスケア用品は7%増、おむつや生理用品などは6%増だった。一方、ひげそり部門の不振は続き、3%減少した。
決算発表後の投資家説明会でジョン・モエラー最高財務責任者(CFO)は、先行きが不透明だと説明する一方、「中国での需要はリバウンドした。米国では4月に入り、洗剤や家庭用クリーニング用品への需要が非常に強い」と語った。
同社は1~3月期に9億ドルの自社株買いを実施した。14日には四半期配当を6%引き上げていた。
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April 17, 2020 at 09:25PM
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P&Gの1~3月、最終6%増 新型コロナで日用品伸び - 日本経済新聞
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