東京・日比谷公園にあるレストラン「日比谷松本楼」は1903(明治36)年の創業。当時は、モダンな建物でカレーとコーヒーを楽しむハイカラさんでにぎわった
▼1階ロビーに古いピアノが展示されている。日本に亡命していた中国の革命家孫文の妻が弾いたものだ。孫文を物心両面で支えたのが長崎県出身の実業家梅屋庄吉。松本楼の創業家とは姻戚で、孫文夫妻もしばしば足を運んだという。現社長の小坂文乃さんは梅屋のひ孫に当たる
▼九州にも縁のある松本楼は71年、放火で焼失した。夏目漱石ら文人らも訪れたレストランを惜しむ声が高まり、2年後の73年9月25日、災難を克服し、新装再オープンを果たした
▼全国から寄せられた支援に感謝しようと、松本楼は「10円カレーチャリティ」を始めた。以来、毎年9月25日に名物のカレーを先着1500人に10円で振る舞い、売り上げや募金を、被災地や世界の恵まれない子どもたちに寄付してきた
▼例年、この日は朝から「10円カレー」を楽しみにしている人の長い列ができていた。残念ながら、あすは中止に。新型コロナの影響だ。その代わりに25日の本店、支店の売り上げをコロナ禍と闘っている医療機関に寄付するそうだ
▼日比谷公園の秋の風物詩として親しまれ、秋の季語にもなった「10円カレー」。来年はコロナ禍を克服し、都心のオアシスにカレーのいい匂いが漂う秋の日を迎えたい。
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September 24, 2020 at 08:40AM
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