「核のごみ（原発から出る高レベル放射性廃棄物）」の最終処分場をめぐり、北海道神恵内（かもえない）村の商工会が誘致をめざす請願を村議会に出したことが11日、分かった。人口減で低迷する地元経済を立て直すためだという。村議会は請願を受け、15日開会の定例会で議論する。
神恵内村は日本海に面し、人口は約800人。漁業が主産業で、北海道電力泊原発がある泊村の北隣にあたる。神恵内村の高橋昌幸村長は11日午前に記者会見し、「議会の審議に影響を及ぼしかねないので発言を控えたい」と述べ、一般論としたうえで「最終処分場は国が推進しているが、これについては私自身は関心を持っている」と話した。「（誘致を巡り村内が分断されるなど）そういった状況は極力避けたい」とも述べた。
北海道では8月中旬、神恵内村と同じ後志（しりべし）地域の寿都（すっつ）町が、国の処分場選定プロセスへの応募検討を表明している。国は2017年、処分場の適地を示す「科学的特性マップ」を公表しており、その公表後の誘致の動きは寿都町に続き今回が2例目。マップでは、寿都町はほぼ全域が「輸送面でも好ましい地域」とされるが、神恵内村は多くの地域が「地下深部の長期安定性の観点から好ましくない地域」とされる。
神恵内村商工会は、7日の臨時…
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September 11, 2020 at 09:19AM
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北海道・神恵内村も誘致へ動き 「核のごみ」最終処分場 - 朝日新聞デジタル
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