ローソンは、ウーバーイーツなどの宅配代行サービスで注文された中華料理などの商品をコンビニ内の厨房で調理して宅配するサービスを始めます。「ローソン」として販売するのではなく、あくまで店内の厨房を調理拠点として活用するもので、実店舗を持たない宅配専門のいわゆる「ゴーストレストラン」としての新しい事業です。
今年8月末までに有名外食チェーンとのコラボも含め20ブランドを立ち上げ、立地や客層などにあわせて1店舗あたり3~5ブランドを展開する方針です。まずは3月までに都内の5店舗で実験を始め、2025年度には1000店舗に拡大するとしています。
「ゴーストレストラン」事業はコロナ禍で急増していて、デニーズなど大手外食チェーンも参入しています。ローソンは、急成長している市場への参入で店頭以外の新たな販路拡大に繋げたい考えです。
コンビニ業界ではセブン-イレブンがネット宅配事業に参入したほか、ファミリーマートがメディア事業を立ち上げるなど、国内コンビニ市場が頭打ちとなる中、各社で新規事業への参入が進んでいます。
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