日立金、最終赤字389億円 4～12月 自動車用部材が不振 - 日本経済新聞

日立金属が30日発表した2019年4～12月期の連結決算（国際会計基準）は、最終損益が389億円の赤字（前年同期は270億円の黒字）だった。世界景気の減速で自動車やロボット向け部材の販売が落ち込んだ。磁石事業で減損損失を計上したことも響いた。

売上高に相当する売上収益は13%減の6709億円だった。本業のもうけを示す調整後営業利益は118億円と72%減った。セグメント別では特殊鋼製品が8割減と落ち込みが大きかった。金型材料などの工具鋼が中国を中心に海外市場の需要減の影響が出た。素形材製品もターボチャージャー（過給器）に使う部材などが振るわなかった。

20年3月期通期の業績予想は変えなかった。売上高は前期比13%減の8950億円、最終損益は470億円の赤字（前期は313億円の黒字）を見込んでいる。

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January 30, 2020 at 06:30PM
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