七戸町の道の駅「しちのへ」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、施設内にある「レストラン絵馬」が4月中旬から弁当を提供している。同じ施設内の産直施設七彩館で販売し、昼食時の密集を極力避けながら、利便性の維持に努めている。
同施設は、国道4号線沿いに位置し、青森県内でも屈指の利用者数を誇る。ただ、コロナウイルスの影響で、レストランに加え、併設するそば店も利用者が激減。食事での滞在は避けたいが、昼食は取りたい―という要望に応えようと提供を開始した。
提供開始から徐々に持ち帰り用の弁当メニューを増やし、現在は10種類を販売。ほとんどの価格を税込み500円以内に抑えたこともあって、お昼時にはほとんどが売り切れてしまうという。
メニューはチキン南蛮弁当やオムライス、カツ丼など。また、レストランの名物だった地元野菜のサラダ(別売り、120円)も販売し、栄養のバランスにも配慮した。
レストランの料理長・福村幸広さんは「持ち帰りや車で食べやすいように作っている。レストランの味を弁当で味わってほしい」と話した。
デーリー東北新聞社
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