三菱マテリアルが27日発表した2020年1～3月期連結決算は、最終損益が829億円の赤字（前年同期は115億円の赤字）と、1～3月期として過去最大の赤字だった。同期間の最終赤字は4年連続。資源安などの影響で、アルミ子会社の減損損失を計上したほか、自動車部品の子会社で事業撤退などをにらみ損失引当金を計上した。
売上高は横ばいの3914億円、営業利益は5倍の140億円。直島製錬所（香川県）の設備投資で鉱石から銅を取り出す精度が向上し、部門別利益は黒字に転じた。
20年3月期の連結決算でも、最終損益が728億円の赤字（前の期は12億円の黒字）と過去最大の赤字を記録した。売上高は前の期比9%減の1兆5161億円だった。
21年3月期の業績予想は未定とした。ただ、自動車生産の減少や、銅需要の減少などが逆風となりそうだ。中期経営計画では年間80円の配当方針を掲げていたが、未定とした。
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May 27, 2020 at 06:30PM
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新型コロナ:三菱マテリアル、最終赤字829億円 1～3月過去最大、減損響く - 日本経済新聞
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