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Friday, January 31, 2020

コマツ、10~12月期最終2割減益、アジアで苦戦続く - 日本経済新聞

コマツが31日に発表した2019年10~12月期の連結純利益(米国会計基準)は前年同期に比べて23%減の452億円だった。世界的な環境意識の高まりで石炭採掘の鉱山機械が不振だった。減益は3四半期連続。20年3月期の業績予想は据え置いたが、中国の建機商戦ピークは春節(旧正月)明けだけに、新型肺炎の感染拡大の影響が懸念される。

19年10~12月期の売上高は前年同期比12%減の6139億円、営業利益は31%減の658億円だった。

地域別にみると、最も苦戦したのがアジア(中国を除く)で、建設機械の売上高は442億円に半減した。減収は4四半期連続だ。インドネシアで石炭鉱山を開発する鉱山機械の比率が高いが、二酸化炭素(CO2)削減の環境規制などで一般炭の価格が下落し、採掘需要が急減した。補修や部品販売も減少した。

同日記者会見したコマツの堀越健最高財務責任者(CFO)は「インドネシアの鉱山機械の販売はまだ回復の兆しがみえない」と話した。

アジアでは油圧ショベルなど一般建機も振るわなかった。インドネシア、フィリピンなどは米中貿易摩擦によって中国向け輸出が減って景気が減速した。都市開発や農地開発の需要が落ち込んでいる。

建機の売上高は日本国内も12%減の774億円に下がった。消費増税に伴う駆け込み需要の反動減だけでなく、暖冬による除雪車の販売低迷も響いた。

中国は12%減の327億円。同国の建機大手、三一重工がシェアを伸ばしている。ただ、コマツも省エネ型の新機種や新車の品質保証プログラムの拡充などの対策を進めており、減収率は2四半期連続で縮小した。

20年3月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比9%減の2兆4720億円、純利益は30%減の1800億円としている。

コマツの中国からの輸出は少なく、新型肺炎の影響は当面、同国でのビジネスに限られそうだ。春節休暇の延長で販売機会を逸したり、中国経済の停滞で建機需要が落ちたりする懸念があるが、堀越CFOは「販売への影響は読めない」と述べるにとどめた。

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