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Friday, July 24, 2020

“人生を繋ぐ漫画”『ハイキュー!!』は何を描いてきたか 最終回記念1万字振り返りレビュー(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

 2020年7月20日、古舘春一『ハイキュー!!』(集英社)が完結しました。2012年の連載開始から8年半にわたって連載されてきた同作は、バレーボールに打ち込む高校生たちの青春とその後を描き、キャラクター全員の人生を拾い上げたうえで、今回の大団円を迎えたと言えます。 【画像】イラストで振り返る名場面  ねとらぼでは、20年来の「ジャンプ」読者であり、『ハイキュー!!』の大ファンである漫画家・イラストレーターの松村生活さんに、『ハイキュー!!』を総覧するエッセイを執筆していただきました。『ハイキュー!!』の魅力の正体とは何か、そして『ハイキュー!!』は何を描いてきたのかを、1万字かけて振り返ります。

書いた人:松村生活

ハムスターのうにさんと暮らしている漫画描き。Twitterでエッセイ漫画『うにさんと私』連載中(書籍化予定あり)。主にコミティアで活動していたが、新型コロナウイルスの影響でしばらく参加できない。実家には黒猫のカツオさんがいる。 Twitter: @seikatsugakusyu

『ハイキュー!!』の魅力

 集団行動に対する苦手意識を「矯正」したいという理由で、中高6年間吹奏楽部に所属していた。  正直いって地獄のような日々だったし、別に音楽が得意なわけでもないから足を引っ張りまくっていただろうし、おそらく誰にとっても良いことではなかった。6年も頑張ったものの「こういうの向いてないんじゃね?」と諦め、今は家で一人黙々と仕事をする日々だ。  でも『ハイキュー!!』を読むと、あの頃のことを思い出す。存在しない青春の記憶――『ハイキュー!!』の文法によって、あたかも有意義であるかのように修飾された部活の思い出――を想い、ほどほどに熱き戦いと長き練習の日々が決して無駄ではなかったと、背中を押される気がするのだ。気がするだけなんだけどね。  『ハイキュー!!』というバレーボール漫画の特徴は3点ある。「いろいろなキャラの視点から描かれている」こと、「キャラ造形、関係性の描き方の緻密さ」、そして「高校の部活動3年間で成果を出すような話ではない」ということだ。

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