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Monday, August 31, 2020

【「わたナギ」最終回】“ハイスぺ男子”瀬戸康史はなぜ失恋ばかりの”残念イケメン“なのか(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

 多部未華子主演のドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)が、視聴率絶好調のまま9月1日に第9話で最終回を迎える。 【画像】癒されすぎる テディベアと微笑む瀬戸康史  「わたナギ」の主人公は「お母さんになりたい」という夢を母親に否定され、母親に認められたい一心で仕事を頑張ってきたメイ(多部未華子・31)。しかし、「お母さんになりたかったから家政夫になった」という元エリート会社員のおじさん家政夫・ナギサさん(大森南朋・48)に出会ったことで、仕事至上主義になっていた自分に気が付き、本当の自分を取り戻していく物語だ。

変わってゆく恋愛ドラマの“理想の男”

 第8話のラストでは、メイがナギサさんにプロポーズする展開が描かれた。家事下手で忙しいメイにとって、ナギサさんの家事能力の高さや優しさは大きな魅力だ。ナギサさんのような夫が欲しいと願う現代女性も多いだろう。  “理想の男”といえば、かつては「ロングバケーション」(フジテレビ系・1996年)で瀬名秀明を演じた木村拓哉(47)や、「愛していると言ってくれ」(TBS系・1995年)で榊晃次を演じた豊川悦司(58)だった。だが、いま見返してみると彼らは家事や育児をしなそうだし、格好良すぎてリラックスした家庭生活を送れなそうだ。結婚しても幸せになれる気がしない。社会の変化によって、恋愛ドラマはいま、大きく形を変えている。  しかし、その一方で変わらないものもある。それはヒロインを好きになるが結局は他の男に取られてしまう“当て馬”役だ。 「わたナギ」の当て馬といえば、メイが勤める製薬会社のライバル社「アーノルド製薬」のMR・田所優太だ。仕事がデキて、性格も穏やかで、容姿端麗の”ハイスぺ男子”。しかし、だからこそ、初回からすでに当て馬臭を漂わせていた。この田所を好演しているのが瀬戸康史(32)だ。

連綿と続く伝統の当て馬キャラクター

 当て馬といえば、古くは中山美穂(50)主演の「すてきな片想い」(フジテレビ系・1990年)などで数々のフラれ役を演じた石黒賢(54)や、「魔女の条件」(TBS系・1999年)で婚約者(松嶋菜々子・46)にフラれた別所哲也(55)が定番だった。また松嶋主演の「やまとなでしこ」(フジテレビ系・2000年)では、東幹久(51)がドラマ史上最強の当て馬ともいえる善良なお坊ちゃま、東十条司役を見事に演じた。   トレンディドラマ全盛の時代、ヒーローは柳葉敏郎(59)が演じる熱血漢だったり、木村拓哉が演じるちょっと意地悪なツンデレだったり、堤真一が演じる貧乏なインテリだったり、みんな癖のあるタイプだった。一方、当て馬役はヒーローを際立たせるために、王子様然としていてガツガツせず、女性の気持ちを尊重してくれそうなキャラクターが多かった。そのため演じる俳優には上品な顔立ちや、育ちのよさそうな物腰が求められた。  そしてそれは時代が流れても変わっていない。

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