フランスミシュランでアジア人初の3つ星シェフ、小林圭と老舗和菓子店〈とらや〉がタッグを組み、1月30日、静岡・御殿場にフレンチレストラン〈メゾンケイ〉をオープンした。 【フォトギャラリーを見る】 レストラン界にビッグニュースが舞い込んだ! 今、最も注目されるシェフのひとり小林圭が手がける店が初めて日本に、しかも〈とらや〉と始めた世界唯一のレストランとあって、すでに予約が殺到しているという。 「料理は素材ありき。場所が変わっても、素材が第一という思いは変わりません。ただ、御殿場はパリと違って食材の生産地が近い。その利点を生かし、地産地消と地域の活性化を目指しています。ここでしか食べられないものをつくっていきたいですし、この店でも世界一を目指したいと思っています」(小林) 料理は昼夜コースのみ。価格はなんと、昼3,500円~、夜4,800円~と3つ星シェフが手がける店としては、かなりリーズナブルな設定だが、価格を抑えても常に満席であれば、安定的に質の高い食材を調達でき、生産者との信頼関係も深まる。また、スタッフのモチベーションも上がって、いい循環が生まれるというのが小林の信条だ。
そんな発想のもと、パリでも人気の野菜のスペシャリテ「ジャルダン・ドゥ・レギューム・クロッカン」が、御殿場サーモンと呼ばれるマスの燻製をはじめ、静岡産中心の食材を用いて供される。 「素材が季節で変わる、その土地の『庭園風サラダ』です。甘味や酸味、苦味などの味わい。生のままのパリパリ、サクサク、火を通してやわらかくなったものなど、いろんなテクスチュアや香りの要素が入っています。ひと口ごとに変化するテイストを感じてほしいですね」(小林)
メニューはその日の仕入れによって変わる。海外のレストランからも注文がくる焼津〈サスエ前田魚店〉の金目鯛を皮パリパリ、身がしっとりのポワレや桜海老を一面にトッピングしたリゾットなど、駿河湾で揚がる魚介類が大活躍。肉料理は蝦夷鹿のロティやホロホロ鳥のパイ包み焼きなど、静岡産以外のものも登場するが、どの料理からも素材の魅力がしっかり感じられる。
からの記事と詳細 ( 3つ星シェフと〈とらや〉による話題のレストラン〈メゾンケイ〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン(Casa BRUTUS.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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