兵庫県香美町村岡区和池の「たじま高原植物園」でオープンしている冬の風物詩「かまくらレストラン」の利用が好調だ。利用客は今年1月末時点で、昨年同期比86%増の505人に達した。昨年のこの時期は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されていたため、その反動が大きいが、客足はコロナ以前の水準に戻りつつあるという。(金海隆至)
標高約660メートルに位置する同園では、2014年から敷地に降り積もった雪を活用してかまくらレストランをオープン。同町産但馬ビーフの高級部位や希少部位を食べ比べできるバーベキューコースを目当てに、毎年千人前後が訪れる。ただ、今季はコロナ禍に配慮して昨季の5棟(4人用)から2棟減らし、3棟(6人用)で営業を始めた。
ところが、昨季に続いて開放した園内が大雪で積雪2メートル以上となり、銀世界を眺めながら散策できる体験の魅力が高まって、レストランの利用客は予想を超える勢いで増加。平日は3~4組、土日曜は8~10組と常に満杯状態で、2月11~13日の3連休には観光バスの団体客も押し寄せ、予約客が約50人に及んだ日もあったという。
同園は3月中旬まで営業を続ける予定で、支配人の石原亮さんは「豪雪地帯ならではの異空間で、本場の但馬ビーフを堪能できる非日常体験への評価が安定してきているようだ」と手応えをつかんでいる。
レストランの営業時間は正午~午後9時。但馬ビーフのバーベキューは、A、S、SS、PSSの4コース(5500~3万円)があり、いずれも要予約。S、SS、PSSの3コースは12、41、61の部位を食べ比べできる。同園TEL0796・96・1187(水、木曜休み)
からの記事と詳細 ( かまくらレストランで極上但馬牛いかが 積雪2メートル超、利用客続々 銀世界眺め散策 - 神戸新聞 )
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