新しいふるさと納税の形です。店舗での決済でふるさと納税を選択すると、その場で食事代やお土産を返礼品として受け取ることができるシステムを、清水町が全国で初めて導入しました。
雨宮帆風記者 「パンケーキやハワイアン料理など提供するお店です。きょうから店舗でふるさと納税をすると、食事が返礼品として楽しめます」
柿田川の湧水と伊豆産のテングサを使い、お土産として人気のところてんに、ホイップとシロップがたっぷりなパンケーキ。
静岡県清水町の魅力をPRしようと、町が導入したのが新しいふるさと納税のシステム「ふるさとズ」です。
17日から町内の飲食店など6店舗に導入されましたが、どのようなシステムなのでしょうか。
清水町産業観光課・岸田祐香さん 「お店でQRコードを読み取って、専用サイトにアクセスすると、商品を選ぶことができてその場で寄付ができます。画面をお店の方に確認していただいたら、返礼品を受け取ることができます」
町外からの利用客が店舗に設置されたQRコードを読み込み、ふるさと納税の手続きをするとその場で返礼品として食事代や専用の詰め合わせなどを受け取ることができます。
たとえば『ステーキとサラダバーの店毎日牧場』では1万円寄付すると3000円分の食事券が返礼品として提供され、当日使用できます。
飲食店でふるさと納税を申し込み、その場で決済するシステムの導入は全国で初めてです。
清水町産業観光課・岸田さん 「町のファンになったからこそ、お店に寄付したい町に寄付したいと思ってくださることが、店舗型ふるさと納税の一番の魅力だと思っています」
現在のふるさと納税の主流はインターネットでの送付型で、「ふるさとズ」は観光客が店舗を訪れ、魅力にふれてから納税することで、町の根強いファン作りに一役買うと期待されています。
伊豆河童・栗原康浩さん 「これをきっかけにお店に来てもらったり、清水町に来てくれる人が増えて、ふるさと納税してくれる人が増えればいいなと思っています」
魔法のパンケーキ・北岸正行さん 「さらに清水町の魅力を伝える機会ができたので、もっと街を知ってもらって好きになってもらえるよう、魅力発信に貢献していきたい」
町の魅力を感じ応援してもらおうと導入されたこのシステム。町は今後導入する店舗を増やし、さらなるファン獲得を目指していく予定です。
からの記事と詳細 ( レストランでステーキ注文 実はふるさと納税の“返礼品” 静岡・清水町で全国初導入 - FNNプライムオンライン )
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