ローカル向けの低価格帯店舗やタイ発ビュッフェ方式の日本食レストランが人気
ラオスの首都ビエンチャンでは、2021年夏頃から日本食レストランの出店が相次ぎ、一般の生活者にとっても手頃な価格で楽しめ、日本食レストランが浸透しつつある。
これまで日本食レストランは、富裕層や外国人向けの高級飲食店として認識されていたが、ラオス人が経営するローカル向けで低価格の店舗が増えている。
ラオス人がオーナーの日本食レストラン「Naoki」は、比較的手頃な価格のメニューが豊富で若者に人気となり、 2022年2月に5店舗目をオープン。
サバの照り焼き50,000KIP(約500円)や枝豆25,000KIP(約250円)、かつ丼45,000KIP(約450円)、カレーライス35,000KIP(約350円)などが人気のメニュー。
タイ発の日本食レストランチェーン「Oshinei」は、オーダービュッフェ方式で、連日多くの客が店の外まで並ぶほどの人気となっている。
ラオス人はビュッフェ方式を好む傾向にあり、一人100,000KIP(1,000円)台でお得感があることなどから(一般的な日本食レストランでは、刺身セットのみで100,000KIP以上する)家族連れやグループでの来店に人気。
富裕層の間では、日本産のマグロやウニ、イクラなどの高級食材が人気となっている。
寿司・刺身以外にも、日本食が浸透してきたことで、焼き魚やカレーライス、天ぷらなども食べられるようになってきている。
所得増加やタイでの日本食ブームなどで今後も日本食レストランは増加傾向
ラオスの日本食レストランは、店舗数が少なく価格が高いこともあり、これまでは富裕層のラオス人や日本人を含む外国人に限られていた。
しかし、特に首都ビエンチャンでは、生活者の所得が向上し、外食にかける金額が増加したことや、タイでの日本食ブームの影響を受け、身近になったこと、タイの日本食レストランチェーンがラオスに出店したり、ラオス人経営の比較的お手頃な価格でも楽しめる日本食レストランが増えたことなどを受け、外食先として一つの選択肢となりつつある。
コロナ禍以降、外国人観光客をターゲットとした欧米系のレストランは閉店や休業が多い中、ラオス人をターゲットとしている日本食レストランは、新規開店が続いている。
参考記事:https://tnc-trend.jp/laos04/
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構成/DIME編集部
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