中村亮
東京都内にある福岡県のアンテナレストランが26日、老舗日本料理店「なだ万」が運営する「麹町なだ万 福岡別邸」としてリニューアルオープンした。「博多和牛」やイチゴの「あまおう」といった県産品が味わえるほか、博多織の小物や小石原焼の器など伝統工芸品の展示販売スペースもある。
アンテナレストランは2018年、主に県民が対象だったホテル「ふくおか会館」の跡地にできたオフィスビル1階に開業。運営事業者の変更により昨年3月末から一時休業していたが、県の公募でなだ万が新たな事業者に決まった。
なだ万は、国内外でレストランをほかに32店舗展開するが、自治体のアンテナレストランを運営するのは初めてという。支配人の片山美樹さんらは昨年12月に県内を視察。店で提供する食材の生産者や博多人形や大川組子の職人などから話を聞き、「生産者さんたちの思いを知り、とても勉強になった。店のスタッフとも共有し、福岡県の魅力を発信していきたい」と語る。
店頭の看板にもある「福岡別邸」のロゴは書家の紫舟氏が手がけた。総席数は74席。県産木材をふんだんに使った空間に44席のホールと個室5部屋を備える。ホールは貸し切り可能で、県も定期的に情報発信イベントを実施する予定。
営業は午前11時半~午後2時半、午後5時~9時半。日祝定休。問い合わせは同店(03・6380・8421)へ。(中村亮)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
からの記事と詳細 ( 福岡の美味を「なだ万」で 東京・麴町にアンテナレストランオープン:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/owvAkgi
No comments:
Post a Comment