経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ（JDI）は、資産運用会社いちごアセットマネジメント系の企業から約1千億円の金融支援を受け入れる方向で最終調整に入った。資金が振り込まれれば、3月末時点で債務超過を解消し、東証1部から2部への降格を回避できる。
複数の関係者によると、31日の取締役会で金融支援の受け入れに向けた最終契約の締結を正式決定する。いちごアセットマネジメントのスコット・キャロン社長も同席し、同日午後に記者会見を開いて金融支援について説明する。3月25日に開催予定の臨時株主総会で承認を得られた後、いちごから約500億円が振り込まれる見通しだ。
JDIはいちごに議決権付きの優先株を発行する。いちごの出資比率は44%を超え、官民ファンドのINCJ（旧産業革新機構）に代わって筆頭株主に浮上する。キャロン氏がJDIの会長に就任する予定だ。残りの約500億円はJDIといちごで引き続き協議し、合意に至れば20年4月以降に振り込まれる。
一方、2月13日に予定してい…
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JDIへの金融支援、最終契約へ いちごから1千億円 - 朝日新聞
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