これまで5日間に渡り開催されてきた「デジタル・スイス5」も最終第5レース。この日はツール・ド・スイス第6ステージで使われる予定だった最後の38km区間を走る、獲得標高950mのバーチャル山岳コースが用意された。
マット・ホワイト監督(ミッチェルトン・スコット)レーススタート前に紹介された談話で「選手たちの中にはアンドラなど1500m級の高地に住んでいる者も少なくない。ここ数日レースを見ているけれど、そういった酸素の薄い場所にいる選手たちはどうしたって不利だ」と話している。
スタートから16kmを登り、ほぼ同じ距離を下ってから6km登ってフィニッシュする1時間のバーチャルレースに向け、ホールショットを奪ったのは9w/kgを叩き出したワウト・プールス(オランダ、バーレーン・マクラーレン)。ジャック・ヘイグ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)とダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマ・FDJ)が通信トラブルでスタートラインから動けずにいる一方、プールスを交わしたジェームス・ウィーラン(オーストラリア、EFプロサイクリング)が先頭に立った。
ダンシングで高出力を出すウィーランの背後に迫ったのはマキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)やローハン・デニス(オーストラリア、チームイネオス)、イルヌール・ザカリン(ロシア、CCCチーム)といった面々。その中から第1レース勝者のデニスが抜け出し、6km地点でウィーランを追い抜いた。
一方、バーチャルレースに苦しんだのは初参戦のヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)や、ここまで数レースを走っているジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)といった面々。ニバリはほぼ最後尾を追い込み過ぎないペースで淡々と走っているように見えた。
逃げ切りに向けて踏むデニスを追い上げたのはバーチャルレース巧者のニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)だった。ロッシュはダウンヒル区間で2番手に上がり、最終登坂でデニスまで10秒少々までに詰め寄ったがしかし、「ロッシュが来ているのを確認して、彼の加速に対応できるように計算して少し余力を残していた」というデニスが再びロッシュとの差を広げにかかった。
淡々と踏むデニスと、オールアウト状態で踏み続けるロッシュの順番は変わらず、デニスが第1レースに続くデジタル・スイス2勝目。「ロッシュとシャフマンが追い上げてきたタイミングでかなりペースを上げたんだ。かなりタフで簡単なレースじゃなかった」とレース後のインタビューで話した。
バーチャルレースならではの面白さと奥深さ、そして課題など様々な要素が洗い出されたデジタル・スイス5もこれにて幕引き。安定して高出力を維持できる大柄なTTスペシャリストや、「トレーニングプログラムを変更した」というロッシュのようなバーチャルレース巧者が上位を席巻する結果となった。
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April 27, 2020 at 08:42AM
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ロッシュを退けたTT世界王者デニス デジタル・スイス最終日に大会2勝目 - デジタル・スイス5 第5レース - cyclowired(シクロワイアード)
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