医薬品などを手掛ける興和（名古屋市）が25日発表した2020年3月期の連結決算は、最終損益が10億円の赤字（前の期は19億円の黒字）だった。最終赤字は2年ぶり。「ホテルナゴヤキャッスル」で建て替え工事に向けた解体や、事業の整理に伴う損失として約40億円を計上した。
売上高は4225億円と前の期に比べて3%減った。商社部門で新型コロナウイルスの感染拡大により、衣料品や化学品などの取り扱いが減った影響を受けた。老舗百貨店「丸栄」が18年6月に閉店した分も収益の下押し要因になった。
営業利益は53億円と41%増えた。高脂血症治療薬「リバロ」の販売が国内外で好調で、採算が向上した。新型コロナの影響で「三次元マスク」やうがい薬といった日用品や医薬品の売り上げも伸びた。
21年3月期の業績予想は新型コロナの影響が不透明なため未定とした。
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May 25, 2020 at 04:30PM
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興和の20年3月期、2年ぶり最終赤字 ホテル建て替えで - 日本経済新聞
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