Flags of the European Union fly outside the European Central Bank headquarters in Frankfurt, Germany.
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
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欧州連合（ＥＵ）首脳会議は５日目となる21日未明に入っても協議を継続し、新型コロナウイルスで打撃を被る国々を支援する総額7500億ユーロ（約92兆円）の「復興基金」について、新たな妥協案を軸に最終調整を行っている。
ブルームバーグが確認した最新案のコピーによると、基金の総額のうち返済が不要な補助金を当初案の5000億ユーロから3900億ユーロに減額し、残り3600億ユーロを低利の融資とする。ミシェルＥＵ大統領（常任議長）が20日夕に加盟国に提示した。
ＥＵの行政執行機関である 欧州委員会が、ＥＵ全体を代表し借り入れによる資金調達を行い、2058年までの期間でＥＵ予算から返済する。
リセッション（景気後退）で最も深刻な打撃を受ける主に南欧諸国の支援で断固とした対応を望む多くの加盟国と、財政規律を重視する欧州北部の国々が対立する中で、行き詰まり打開に向けた努力が17日の首脳会議開幕以降続けられている。
補助金を3900億ユーロとすることには、全ての当事者から受け入れ可能との考えが示唆されたが、最新の妥協案の他の部分についてはまだ決着していない。
オランダは、資金が目的通りに各国経済を向上させるプロジェクトに使われるよう完全に保証する仕組みを求めている。そのような仕組みを導入すれば資金の提供が遅れる恐れがあると反対する国もあり、これらの主張のバランスを取ることも妥協案は目指している。
ＥＵ首脳会議に出席するドイツのメルケル首相（７月19日、ブリュッセル）
写真家：Getty ImagesによるFrancisco Seco / AFP
原題： EU Edges Toward Massive Stimulus Package With New Proposal (1)（抜粋）
(資金調達方法や返済期間を追加して更新します)
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July 21, 2020 at 01:10AM
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ＥＵ首脳会議「復興基金」で最終調整－補助金3900億ユーロ妥協案 - ブルームバーグ
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