静岡県内に本社や主要生産拠点を置く上場企業の2020年4~6月期決算が24日、出そろった。静岡新聞社の集計では、金融機関と国際会計基準採用企業を除く33社のうち、ほぼ半数の16社の純損益が第1四半期として赤字に陥った。新型コロナウイルス感染拡大が県内経済に与えた打撃の大きさが浮き彫りになった。
世界的な自動車減産が直撃し、基幹産業の自動車関連を中心に業績が悪化した。製造業(22社)は、8割超の19社が前年同期比で減益か赤字。このうち15社が赤字だった。製造業全体の売上高の合計は前年同期比47・4%減と、ほぼ半減した。
スズキは主力のインドなど国内外で生産販売が落ち込み、純利益が95・6%減の大幅悪化。小糸製作所は海外子会社の生産休止などを受けて9年ぶりの赤字になった。国際会計基準を採用するエフ・シー・シーとヤマハ、ユタカ技研の3社も赤字化した。
非製造業(11社)は、巣ごもり消費やテレワーク関連の需要増が収益を押し上げ、純利益ベースでエンチョーが前年同期の10・6倍、ZOAが5・2倍となるなど好決算が目立った。減益か赤字だった企業は2社にとどまった。
■製造業8割 減益か赤字 3月期 見通し
新型コロナウイルスの影響が見通せないとして、これまで公表を控えていた県内上場企業の2021年3月期通期業績予想の開示が進んできた。5月末時点で全体の6割超が「未定」だったが、24日までに上場33社(金融機関と国際会計基準採用企業を除く)のうち22社が公表した。製造業は公表済み企業の8割超が通期の純損益を減益か赤字と見通す。
製造業(22社)は14社が開示した。最終減益か赤字を予想したのは12社。このうち、河合楽器製作所など6社は最終赤字になると見通した。緊急事態宣言発令期間を含む20年4~6月期を底に徐々に回復に向かうとみる企業が多いが、落ち込みを下期で挽回できないとの見方が大勢となっている。
製造業の中で唯一、4~6月期に増収増益を確保したはごろもフーズは、巣ごもり需要の反動減などを理由に通期では減収減益を見通す。スズキは主力のインドで新型コロナ感染者が拡大中として、引き続き未定とした。
非製造業(11社)は8社が開示し、6社が増収増益を予想した。「商業系貨物が好調」(遠州トラック)、「通販とソリューション事業が前期を上回る受注推移」(スクロール)と、期初予想を上方修正する動きがあった。
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August 25, 2020 at 10:00AM
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静岡県内上場33社、4~6月期ほぼ半数最終赤字に コロナ直撃|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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