酒蔵直営の宿泊施設付きレストラン「オーベルジュ」がオープン【佐賀県】
2021/04/29 (木) 17:36
日本酒の「鍋島」で知られる鹿島市の富久千代酒造(ふくちよしゅぞう)が、酒蔵の近くにあった空き家の建造物を再生し、5月1日から宿泊施設付きのレストラン「オーベルジュ」をオープンします。鹿島市の酒蔵通りにオープンする「御宿(おんやど)富久千代(ふくちよ)」。
酒蔵が直営するオーベルジュは、関係者によると国内で初めてとみられます。
宿泊・食事をする施設が少ないという地域の課題に対応したということです。
【富久千代酒造・飯盛理絵代表】「酒蔵ならではのおもてなしをしたいということで、それでは酒蔵オーベルジュをしよう、そういうふうな考えに至りました」
東京・神楽坂などで修行した新進気鋭のシェフが買い付けに回った九州の食材で作る料理13品、おまかせコースが唯一のメニューです。
今右衛門、柿右衛門など名工の器も使われ、富久千代酒造の非売品の酒も飲むことができます。
1日1組限定4人まで泊まることができる宿泊スペースは、およそ200平米の広さ。レストランの夕食と朝食が付いた1人1泊の料金は5万5千円です。
リポート「こちらは宿泊室のラウンジになります。こういった柱だったり、上を見上げると木の梁が、築およそ200年の建物の物がそのまま利用されています。そして天井には、茅葺の屋根がガラス越しに見えます」
以前は醤油などの製造所だった建物は、空き家になって、近くの小学校の子供たちが入り込むなどして危険な状況になっていました。
それを富久千代酒造が買い取り、酒蔵通りの景観保全の目的で、再生を図りました。
【富久千代酒造・飯盛理絵代表】「鹿島を知っていただきたいということと、日本酒を知っていただきたい、鍋島を知っていただきたい、そしてここがもし成功していくと周りももっとにぎやかになり酒蔵通りも発展していくのではないかと考えました」
宿泊客には、酒蔵の見学や試飲もあるということで、食事・宿泊・体験が一体となった新しい観光の形になりそうです。
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