前田建設工業とリゾート施設運営のアクアイグニス(東京・中央)は2024年度中に、福井県内で複数の宿泊施設付きレストラン、オーベルジュを開設する。福井県と2社が開発協定を27日に結んだ。詳しい場所や施設の概要は今後検討する。
県は北陸新幹線の敦賀延伸にあわせた観光強化に取り組んでおり、2社にオーベルジュ開設を持ちかけていた。
県はオーベルジュ誘致のため、21年度当初予算で2億5000万円を上限に、施設整備費の25%を県が補助する制度を創設した。杉本達治知事は「食を楽しむ場の提供、料理のブラッシュアップ、料理人の育成、どれにもうってつけなのがオーベルジュだ」とし「開設後は県からも全国に発信して応援したい」と話した。
アクアイグニスは三重県などで前田建設と組み、有名な料理人のいるレストランを併設した温泉旅館などを運営している。立花哲也社長は「福井県には魅力的な食材がある。オーベルジュがあまりないため、是非、チャレンジしたい」と話した。
レストランに魅力的な宿泊施設を併設し、遠方からの観光や長期滞在を見込む。地元の食材を使った料理の提供のほか、福井出身の料理人を招くなどを検討しているという。従業員も地元から数十人単位で雇う見通しだ。
からの記事と詳細 ( 福井県に宿泊施設付きレストラン開設へ 前田建設など - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/3fn5jHQ
No comments:
Post a Comment