古源盛一
茨城県潮来市のJR潮来駅前に19日、2日間限定の「高校生レストラン」がオープンした。県立潮来高校の生徒たちが、地元食材を使ったメニューを考え、シェフの下で調理や接客を学んだ。新型コロナウイルス感染予防のため、持ち帰りのみの営業としたが、初日は約60人が訪れ、まずまずの売り上げとなった。
同市と行方市、県でつくる行方交流圏協議会が地元食材をPRしようと同校に協力を依頼。人間科学科フードコースの2年生19人は昨年7月から、月1回の授業で、メニュー開発や調理実習など準備をしてきた。
販売したのは5品。サツマイモやレンコン、カボチャ、パプリカを使ったカレー、県ブランド豚「美明豚(びめいとん)」のローストポーク丼、米粉を衣に使った唐揚げ定食に加え、米粉とイチゴを使ったケーキとタルトだ。
場所を提供した「イタリアンガレージ」のシェフ村田友哉さん(37)が調理指導した。特に気をつけてもらったのは盛りつけ。食材や食器の色や形に応じて、おいしく見える盛り方を一皿ごとに変えることもある。「自分で食べる校内の授業とは違う。常にお客さんを意識してほしかった」
初日は生徒10人が調理、接客に分かれて臨み、約22万円を売り上げた。接客を担当した藤井直人さん(17)は「初めは手際よくしたいとあせったが、次第に笑顔も出せました」。デザート担当の下田渚さん(17)はパティシエが目標。「作る時間の効率化や統一感を出す盛り方など、学ぶことが多かった。夢に一歩近づけた」と話した。
20日も午前10時半~午後3時。各メニューは500~900円。予約客優先だが当日販売もしている。(古源盛一)
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