出前館は、自社のオリジナルブランドを展開するゴーストレストラン事業「DeKitchens(ディーキッチンズ)」を本格展開する。2022年中の300店舗展開を目指す。
DeKitchensは、出前館が食品メーカーなどと開発したメニューを参加施設や店舗に提供し、調理を委託する事業。従来のゴーストレストランでは、メニュー開発から食材の調達、包材の確保などすべて自前での準備が必要だったが、DeKitchensではデリバリーメニューもすでに整ったものを提供するとともに、食材費や包材費などの多くを出前館が負担するため、参加施設・店舗は調理器具やある程度の設備が整っていれば、初期コストをほとんどかけずに導入できる。
DeKitchens提供ブランドは、「ご当地ラーメン横丁」「ジューシー!唐揚げトリップ」「台湾屋台中華粥『コンジー』とルーローハン」「ジューシー!ハンバーグハッシュ」。
DeKitchens本格展開の背景には、コロナ下における飲食店でのイートイン以外の売り上げ確保の一般化、デリバリー専用の業態であるゴーストレストラン事業のニーズの高まりがある。一方で、ゴーストレストランを利用するユーザー側は店舗名やブランドで注文するかどうかの判断をすることから、売り上げに伸び悩む店舗が多くあると分析する。
これに対しDeKitchensでは、長年のデリバリーデータを活用。ユーザーニーズを考慮したブランド開発や出店計画を立てており、また導入する側にとってはリスクやコストを抑えて質の高いデリバリー事業に参入できる仕組みを構築したとしている。
出前館ではこれまでも、店舗を持たないフードデリバリー専門店の起業希望者をサポートする「インキュベーションキッチン」、イートインスペースを持たずキッチン1つで開業できるデリバリー専門店「クラウドキッチン」といった事業を展開しており、DeKitchensでは、これらのノウハウを活用している。
現在のDeKitchens展開店舗は全国60店舗。8月までに全国150店舗以上、2022年中の計300店舗展開を目指す。
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