飲食業を手掛けるパートナーズダイニング(東京都新宿区)は6月9日、同社が運営する「監獄レストラン ザ・ロックアップ」を7月31日に完全閉店すると発表した。1999年の1号店オープン以降、「監獄」をテーマにしたエンタメレストランとして人気を誇り、最盛期には全国に20店舗を展開していたが、コロナ禍で新宿店以外は全て閉店していた。
同社は99年、京都に同レストランの1号店をオープンした。客が刑務所の「囚人」という設定で、警察に扮した従業員が客を手錠で“逮捕”した上で、鉄格子の監獄を模した個室に案内。試験管やビーカー、注射器に入った色鮮やかなカクテルドリンクやモンスターを模したハンバーガー、ミイラ風のサラダ、目玉が乗ったスイーツなど、風変わりなメニューを提供していた。食事中に突然始まる「モンスターアトラクション」などのイベントもあり、非日常体験を提供するレストランとして人気を誇った。
近年ではSNS映えスポットや動画撮影スポットとして親しまれ、最盛期には大阪、名古屋など全国に20店舗を展開していたものの、コロナ禍での時短営業などで経営状況が悪化。残る店舗は新宿店のみとなっていたが、同店も採算性の悪化を理由に閉店を決めた。
完全閉店を前に、6月13日からは閉店イベント「全員脱獄!ファイナル ザ・ロックアップ」を開催する。イベントでは人気メニュー13品を揃えた「さよならロックアップコース」の料理のみ3000円で提供する他、入監料(入場料)0円イベントも開催する予定。
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