「Les Planches(レ・プランシュ)」でイタリアン
ドーヴィルで最も有名でお洒落なホテル「Le Normandy(ル・ノルマンディー)」。近くに地元民に愛されているピザ屋パラソルがある。そのお向かいに、レストラン「Les Planches(レ・プランシュ)」が今年の5月にオープンした。腕を振るうのはイタリア人シェフのPietro VolonteとVito Riccardiで、えんどう豆のポタージュ、チーズとペッパーのスパゲッティ、伊勢海老のリングイーネなどがメニューに並び、料理は季節の素材で内容も変わってゆく。デザートはティラミスやパンナコッタはもちろん、シチリアのカノリもあればサバランも。カクテルなしには始まらないいまの世の中。チーフバーマンのステファン・ピコーが用意するのはオリジナルカクテル、ベリーニ……。
ドーヴィルに足りなかった美味しいイタリアン・レストランがやっと……。photos:Travel Buds
道のコーナーを占める建物なのでレストランは2つの通りに面している。したがってテラス席も充実。しかし、レ・プランシュは店内の魅力も見逃せない。クレマンス&クレマン・グータルが手がけたのは、かつての船主の家という設定によるファミリアルでシックな内装だ。複数の部屋に分かれていて、旅先の思い出といったイメージのオブジェが各部屋に飾られ、2階は壁紙を含めどちらかというとフェミニンな空間である。ドーヴィルには珍しく本格的イタリア料理のレストラン。機会があれば、ぜひ試してみて。
ドーヴィルの街が漂わせる贅沢感が店内やテラス席に。photos:Travel Buds
85, rue Eugène Colas
14800 Deauville
営)12時~15時、19時~23時
休)なし
Tel 02 31 98 71 86
@les_planches_deauville
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広場のカジュアルスポット、「Hibouville(イブーヴィル)」
丸いモルニー広場にはいくつもの店が並び、地元民も観光客もやって来るドーヴィルの名所のひとつである。朝の早い時間から開いている「Hibouville(イブーヴィル)」に集まるのは、近くにたつ朝市の帰りに朝食をとる地元民や別荘族、あるいは観光客。こうして一日を始めるイブーヴィルは、その後はランチ、ティータイム、アペリティフ、ディナー、食後酒……と、営業時間中、活気あふれるスポット。パリのサンジェルマンでドゥ・マゴやカフェ・フルールで感じられるような晴れやかなカジュアルさが快適な店だ。
朝8時から夜25時まで、美味しい時間を約束してくれるヒブーヴィル。photos:Travel Buds
しばらくクローズして大改装をし、今年6月に新しい装いでイブーヴィルはよりパワフルに営業を再開したのだ。こちらはブラッスリー料理の定番がベースで、それにドーヴィルに集まる国際色豊かな人々を満足させるべく、フィッシュ&チップス、ムハンマラとレバノンパン、ワカモレ、イベリコハム……などエキゾチックな味も用意されている。サントロペの「Sénéquier(セネキエ)」の有名なヌガー、シェフ・パティシエ特製のタルト・トロペジエンヌやクレープシュゼットなど甘い味を求めての来店客も少なくない。
イブーヴィルはレ・プランシュと同じグループの経営であることから、こちらもシェフ・バーマンはステファン・ピコー。ノルマンディー・サワー、ポーンスター・マルティニ……クラシックなカクテルだけでなく、こうしたオリジナルクリエイションも味わえる。
広場に面した大きなテラス席が脇道にも続くイブーヴィル。こちらも内装を担当したのはクレマンス&クレマン・グータルのデュオ室内建築家だ。photos:Travel Buds
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