島根県邑南町矢上の「里山イタリアンAJIKURA(アジクラ)」が、JAしまねの和牛肥育センター撤退方針により存廃に揺れる石見和牛肉をメインに据えたおせちを作った。ブランドの認知度を高め、存続を願う思いを込めた。15日に大手飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」(東京都)の特設サイトで予約を開始した。
町と食を通じた地域活性化で協定を結ぶぐるなびと共同開発。おせち作りの検討をし始めた今夏、地元の和牛肥育センターの撤退方針が明らかとなり、町で最も知られた特産品の石見和牛肉を応援するため献立への採用を決めた。
完成したおせちは全13品で、石見和牛肉のローストビーフとホホ肉の赤ワイン煮をメインとした。石見ポークのテリーヌ、町産チョウザメの南蛮漬け、町産キャビアも入れ、ぜいたくな一段重に仕上げた。田村弘志料理長(42)は「全国の人に、石見和牛や町内で取れた食材の素晴らしさを知ってもらいたい」と話している。
1~2人前で、2万1600円。200セット限定で、ぐるなびの特設サイト「ぐるすぐり」で予約販売を受け付けるほか、11月以降に、邑南町のふるさと納税の返礼品としての取り扱いも検討している。
(糸賀淳也)
からの記事と詳細 ( 石見和牛おせち ブランド存続願い込め 邑南のレストラン販売 - 山陰中央新報社 )
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/283749
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