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Tuesday, May 30, 2023

ウクライナ避難民が念願の『レストラン』開店「多くの日本人の皆さんに食べてほしい」 | MBSニュース - 毎日放送

 滋賀県に避難しているウクライナ人家族が、生活再建を目指してレストランをオープンしました。

 5月27日、滋賀県彦根市にオープンしたレストラン「The Faina」。ウクライナ避難民のイリーナ・ヤボルスカさん(52)が立ち上げました。

 去年3月、81歳の母親とともにウクライナ・ハルキウから娘夫婦を頼って彦根市へと避難してきたイリーナさん。戦禍にあった自宅は爆風で窓が粉々になるなど被災。夫のローマンさん(54)はいまも現地に残っています。

 来日から1年となる頃、イリーナさんは生活の自立に向け、ある一歩を踏み出していました。キッチンカーでの母国料理の販売です。郷土料理の「ムレンツィ」はクレープに似た食べ物で、もちっとした生地にサケやチーズが入っています。

 日本での生活にも徐々に慣れてきたイリーナさん。毎日、ひらがなの勉強は欠かしません。好きな日本語は…。

 (イリーナ・ヤボルスカさん)
 「アイライク“ありがとう”。アイライク“じゃぁね”」

 いつも笑顔を絶やさないイリーナさんには、料理人の夫・ローマンさんと叶えたい夢がありました。

 (イリーナ・ヤボルスカさん)
 「(自分たちの店で)ウクライナのお菓子や軽食、コーヒーなどをつくって、もっと多くの日本人の皆さんに食べてほしいです」

 「夫と店を開く」その夢の実現に向け、イリーナさんらはクラウドファンディングで資金を募り、自ら建物をリフォームするなどして店の準備を進めました。そして迎えた、オープン当日の5月27日。“ウクライナの古民家”をイメージしたという店には、メニューもボルシチからスイーツまで母国の味を揃えました。

 (客)
 「食べ応えがあって。ウクライナの皆さんのことを胸に感じるお味です」

 (イリーナ・ヤボルスカさん)
 「(Qオープンして?)元気だけど、けっこう心配。私たち、チームで頑張ります」

 夫とは離れ離れの生活が続きますが、いつか母国に平和が訪れ、この店に一緒に立てる日が来ることを願っています。

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