鳥取県産の海の幸、山の幸を使った特別コースが、東京・世田谷のフランス料理店で10月末に登場し、好評だ。来年1月にはメニューを一部刷新して提供を続けることにしている。
鳥取スペシャルコースを出しているのは、世田谷区役所近くのマンションの1階に店を構えて10年目を迎えるレストラン「ゴンアルブル」。
コースは、ブリやタイなどを使った「カルパッチョ」「大山どりとねばりっこのクリームグラタン」、シイラや白イカ、イガイなどが入った「倉吉ブイヤベース」「新興梨のパンナコッタ」の4品で5千円（税別）。予約限定だったが、多くの注文が入ったという。
提供のきっかけは8月、オーナーの前田教介さん（43）が鳥取県倉吉市で地域活性化のワークショップに参加したこと。初めての鳥取で、ゴボウやブロッコリー、モサエビなど県産食材に出合い、「組み合わせたらおもしろい料理ができそう」とひらめいた。
ワークショップで知り合った人たちに仕入れ先を紹介してもらい、スペシャリテに仕立てた。前田さんは「鳥取の食材のポテンシャルは高い。認知度が低いだけで、東京の料理人も知ったら使いたがると思う」と太鼓判を押す。
クリスマスシーズンは提供を休止したが、来月には再開するつもりだ。デザートを一新するほか、ブイヤベースにカニを使い、さらにうまみを引き出すことも考えている。（吉田博紀）
からの記事と詳細 ( 鳥取特別コース、東京の仏レストランで好評 カニ入りブイヤベースも：朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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