大野市の六呂師高原にある県自然保護センターでは、冬山でえさ台に集まってくる野鳥を建物の中から窓越しに観察できる「野鳥レストラン」が５日からオープンしました。
県自然保護センターでは、毎年、この時期に「野鳥レストラン」と名づけたえさ台を屋外に設置して、来館者が建物の中から窓越しにえさを求めてくる野鳥を観察できるようにしています。
積雪のあるこの時期は野鳥にとってえさを探すことが難しくなるため、「野鳥レストラン」には例年、多くの野鳥が姿を見せていて、５日はヤマガラやシジュウカラなどが次々とえさのヒマワリの種をついばんでいました。
また、森の中を望むことができる室内からはえさ台以外にもゴジュウカラやコガラなどのほか野生のリスの姿も見られ、訪れた家族連れなどが愛らしい姿を双眼鏡を使って眺めたり、撮影したりしていました。
福井市から訪れた小学２年生の男の子は「これだけ近い距離でたくさんの野鳥を見たのは初めてです。野生のリスも見ることができてうれしかった」と話していました。
県自然保護センターの「野鳥レストラン」は２月２９日まで設けられ、センターによりますと午前の早い時間の方がえさ台に集まる多くの野鳥を楽しむことができるということです。
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