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Saturday, January 18, 2020

桑名市北庁舎を複合施設に レストランやキッズサロン構想 - 中日新聞

老朽化が激しく現在は使われていない北庁舎=桑名市役所で

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 築六十八年と老朽化し、現在は遊休施設となっている桑名市役所の北庁舎を取り壊し、跡地に地元食材を使った料理を出すレストランや子どもの遊び場などで構成する全天候型複合施設を民間事業者が整備する構想が持ち上がった。二〇二一年秋の完成を目指しているという。

 敷地面積約千九百平方メートルの北庁舎は一九五二年に完成。劣化が激しく耐震性も無いことから、荷物置き場や書庫として以外、長く使われていない。「桑名駅や商業地にも近い好立地なのに、もったいない」「本庁舎に隣接しており、大震災で倒壊すれば災害対応の支障になる」といった声もあったが、七千万円強に及ぶ解体費用を捻出するのも難しく、放置されてきた。

 そこに昨年十二月、民間事業者から市に提案があり、歯車が動きだした。構想では、木材を積極的に使った開放的な全天候型施設とし、カフェレストランのほか料理や英会話などを学べる定額制の習い事スペース、子どもらが上げ馬神事や桑名石取祭など市の魅力を複数のゾーンで体感しながら遊べるプレイグラウンド、子どもを安心して預けられるキッズサロンなどで構成するという。

 北庁舎の解体、新施設の整備から運営まで事業者が担い、市の新たな財政負担は無い方向。市役所敷地の賃料の取り扱いについては協議中だが、同市多度町小山の市有地に温泉を活用した健康増進施設を民設民営で整備する計画では、事業者が市に借地料を支払うことになっている。

 今回の提案は、市が公民連携を進めるため二〇一六年秋に設けたワンストップ窓口「コラボ・ラボ桑名」に持ち込まれた。当初は提案が実現することになっても、実際に手掛ける事業者は公募する決まりで、民間のアイデアやノウハウの流出につながりかねなかった。そこで、昨年十一月末、公平な審査を経て協議が成立すれば、提案者と優先的に契約を結ぶ新制度に移行。これ以降一カ月で、北庁舎の利活用を含め三件の提案が寄せられ、それぞれ具体化を視野に調整が進められている。

 (谷村卓哉)

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