スターフライヤー(SFJ/7G、9206)の2020年3月期通期決算(非連結)は、純損益が4億円の赤字となった。第3四半期(19年4-12月期)経過時点では通期で4億円の純利益を見込んでいたが、中国から拡散した新型コロナウイルスに伴う国内での移動自粛や、国際線の就航地である台湾の入国制限が影響し、最終赤字に転落した。2021年3月期通期の業績見通しは公表を見送った。
2020年3月期通期の売上高は前期(19年3月期)比1.2%増の404億1600万円。本業のもうけを示す営業利益は99.7%減の300万円、経常利益は96.3%減の4600万円で着地した。福岡-中部線の増便や既存路線の収益管理強化により、増収は確保した。
営業費用は4.5%増の404億1300万円で、このうち燃油費および燃料税が10.1%増の92億5900万円、整備費が3.5%増の63億2700万円だった。
国内線でコードシェアを実施している全日本空輸(ANA/NH)の販売割合は2.1ポイント上昇して32.7%となり、旅客と貨物を合わせた販売実績は132億1200万円だった。
自社販売分の旅客数は1.2%増の167万1000人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は7.5%増の23億4800万席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は3.3%増の16億9000万人キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は2.9ポイント低下し72.0%だった。
路線は国内線6路線で1日34往復68便、国際線は2路線で1日2往復4便を運航しているものの、新型コロナウイルスの影響で3月11日から順次運休や減便となっている。機材はエアバスA320型機(1クラス150席)で、2019年10月にリースで1機追加導入し、計13機保有している。
配当は、最終赤字となったことなどから無配とした。
2021年3月期通期の業績見通しは公表を見送り、配当は無配となる見通し。「新路線展開とさらなる成長」などを柱とする次期中期経営計画も策定しているが、足元の新型コロナウイルス対応や業績回復のめどがついた段階で公表するとしている。
外国人株主比率の推移や他社動向を踏まえ、IFRS(国際財務報告基準)の適用も検討する。
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スターフライヤー
ANAとJAL決算
・JALの20年3月期、純利益64.6%減 1-3月期最終赤字229億円、菊山専務「あくまでも自助努力」(20年4月30日)
・ANAの20年3月期、純利益75%減 1-3月期は588億円の最終赤字、新型コロナ打撃(20年4月29日)
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・GWの予約数、国際線97%減 国内線も激減、各社減便相次ぐ(20年4月22日)
・スターフライヤー、20年3月の国際線利用率8.2% 国内線は43.8%(20年4月25日)
・スターフライヤー、41億円借入 運転資金に(20年3月25日)
・スターフライヤー、19年4-12月期営業益47.8%減(19年5月17日)
・スターフライヤー、19年4-9月期営業益22.7%減(19年11月5日)
・スターフライヤー、19年4-6月期営業益1億円 国際線初期投資は一服(19年8月5日)
・スターフライヤー、19年3月期純利益72.7%減 国際線再開で大幅減益(19年5月17日)
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