マジョルカが19日(日本時間20日)、アウェーで行われるスペイン1部リーグ第38節でオサスナと対戦する。試合当日のスペイン各紙は今季の最終戦に挑む日本代表MF久保建英(19)について、14試合連続で先発出場すると予想している。

マジョルカは前節、ホームでグラナダに1-2の逆転負けを喫し、最終節を残して2部降格が決定した。リーグ戦再開後、ほぼ3日おきに1試合を戦うハードスケジュールの中、12試合連続で先発出場した久保は疲労の色を見せながらもチームトップの6本(枠内2本)のシュートを積極的に放っていた。

ビセンテ・モレノ監督は試合前日、通常より2人少ない招集メンバー21人を発表した。クトリス、ペドラサ、ライージョがけが、クチョ・エルナンデス、セドラルが出場停止、サストレ、フラン・ガメスが監督判断で招集外になった。

スペイン紙マルカは今季の最終戦となるオサスナ戦に向け、ビセンテ・モレノ監督がベストメンバーで臨むと予想した。システムは4-3-3で、久保は右ウイングに入り、ブディミール、ラゴ・ジュニオルと3トップを形成する。中盤3枚はババ、サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲスとなっている。すでに2部降格が決定しているため、15歳のMFルカ・ロメロや16歳の左サイドバック、オブラドールをメンバーに含んだ控え組中心で臨む可能性も挙げている。

スペイン紙アスも久保を先発予想した。システムは4-4-1-1で、久保は右サイドハーフに入り、ババ、フェバス、ラゴ・ジュニオルと中盤でプレーする。そしてダニ・ロドリゲスがセカンドトップ、ブディミールが1トップを務める。

今節で1部リーグに別れを告げるマジョルカのリーグ戦通算成績は、37試合9勝5分け23敗の勝ち点32の19位となっている。

久保は今シーズンここまで、リーグ戦34試合(先発23試合)、2278分間出場し、4得点4アシストを記録。前節グラナダ戦で4枚目のイエローカードを受けたため、オサスナ戦でもイエローカードを出された場合、来季の開幕戦は警告累積による出場停止となる。

久保のスペイン初挑戦のシーズンが間もなく終わりを告げることになる。(高橋智行通信員)