世界貿易機関(WTO)は、次期事務局長選挙で最終選考に進む候補者をナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相と韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長の2人に絞った。事情に詳しい関係者が明らかにした。
女性2人が選考プロセスの最終ラウンドに進んだことで、WTOの25年の歴史で初の女性事務局長が誕生する公算が大きくなった。
オコンジョイウェアラ氏はナイジェリアで財務相と外相を歴任。また世界銀行の幹部を務めたこともある。
兪氏は政府での25年間のキャリアで、韓国が米国や中国、英国との二国間協定を通じて貿易ネットワークを拡大するのに貢献してきた。
選考プロセスの最終段階となる第3ラウンドは月内に始まり、11月6日まで続く。その後、WTOは全会一致での指名を目指す。
指名の見通しを不透明にしているのが11月3日の米大統領選だ。WTOはコンセンサスに基づいて決定を下すが、最終選考者に対する米国の支持がなければ、新事務局長誕生は遅れる可能性がある。
原題:
Race to WTO Leadership Is Down to the Final Two Candidates (1)(抜粋)
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October 08, 2020 at 06:29AM
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WTO次期事務局長、ナイジェリアと韓国の候補が最終選考に-関係者 - ブルームバーグ
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