27日に最終回を迎えた朝ドラ「エール」。音楽の力で人々を勇気づけた作曲家古関裕而のメロディーで彩ったフィナーレとなった。コロナ禍に伴う撮影中断などを乗り越え、放送された朝ドラは多くの人の楽しみとなった。県民からは「エールをもらった」と感謝の声が聞かれた。
「エールに関わった人に『ありがとう』と言いたい」。こう話す矢吹町の会社員、女性(56)は、太平洋戦争の場面で胸にこみ上げるものがあったという。女性は「どん底でも下を向かないひた向きな姿に、震災当時を重ね合わせて共感していた」と声を強めた。
「豊橋物産展」が始まった福島市のコラッセふくしまを訪れた同市の男性(70)は「たまに入るコントが面白くて見飽きなかった」とし、「見るのが日課だった。最終回は予想を裏切られたが、楽しい回だった」と笑顔で振り返った。
福島市の古関裕而記念館はコロナ禍による休館もあったが、例年の2倍以上の人が訪れ、今月の来館者は月別で過去最多の1万5000人超となる見込み。村上敏通館長(61)は「功績をどう発信するかが課題。来年実施する常設展示の大幅刷新などで魅力を伝えていく」と語った。
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November 28, 2020 at 08:24AM
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朝ドラ・エール「最終回」...福島県民ら勇気づけた『音楽の力』 - 福島民友
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