味わう、買う、支え合う 都内にマルシェ併設レストラン 産直サイトとシェフ連携 - 日本農業新聞

　ネット上で生産者と消費者を結ぶ産直通販サイトと、全国のシェフらがタッグを組み、期間限定のレストランを東京都内にオープンした。新型コロナウイルス禍の影響を受ける生産者の食材を使った料理を提供し、食材の魅力を発信。マルシェなども組み合わせ、応援購入につなげる。３０日まで。

　連携するのは「食べチョク」を運営するビビッドガーデンと、生産者応援を掲げるシェフグループ「＃Ｃｏｏｋ　Ｆｏｒ　Ｊａｐａｎ」のメンバー。

　レストラン「ＲＥＳＱ（レスキュー）」では、コロナ禍で売り上げが減少した生産者らが同サイトに出品した野菜や果実、米などを中心に食材を調達し、前菜（８００円～）やリゾットなどの本格的な料理に仕上げ、来店客に振る舞う。食材の背景をより深く知ってもらおうと、生産者を紹介するリーフレットも用意した。

　関口幸秀シェフは「食材のおいしさを知ってもらい、サイトで購入するという好循環につなげたい。生産者も飲食店も大変な状況だからこそ、二人三脚で乗り越えたい」と力を込める。

　ビビッドガーデンは「コロナの影響が長期化し、応援消費にも変化が出てきている。生産者の現状を発信し続け、応援してくれるファンづくりにつなげたい」と意気込む。
 

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