清らかな水、肥沃な大地に、実直な生産者の丁寧な仕事と愛情が加わり、レストランシェフや料理家を魅了する新潟県の食材から、『エル・グルメ』編集部が厳選してお届けしている食の定期便「てのひら新潟 定期便」。
そのプロジェクトと連動して、『エル・グルメ』の誌面に登場する料理をリアルに味わえる、新しいデリバリー型レストラン「グルメディスカバリー Powered by ELLE gourmet magazine」をスタート! そこで、新潟食材のおいしさを全方位から堪能できるスペシャル企画の全貌をご紹介。
「新潟てのひらレストラン」とは?
『エル・グルメ』編集部が厳選した新潟県産の食材をパッケージでお届けする定期便「てのひら新潟 定期便」を、よりリアルに楽しんでもらいたい、という思いからスタートしたデリバリープロジェクト「新潟てのひらレストラン」。
新潟食材の魅力を知り尽くした新潟市内の人気店「トラヴィーニュ」の佐藤 龍シェフが、食材のポテンシャルを引き出す新感覚の料理5品を考案し、期間限定のデリバリーでお届け。おうちで新潟の食をリアルに体験できるという、新しいプロジェクトだ。オーダー方法は簡単! PCかスマホから好みのメニューをオーダーするだけ。対象エリアの目黒区・渋谷区・世田谷区・新宿区・港区・品川区の一部エリアでデリバリーを楽しめる。
レシピ監修者の、佐藤 龍シェフとは?
1988年生まれ、埼玉県出身。「ホテルニューオータニ東京」で料理人としてのキャリアをスタートし、西麻布のフレンチの名店「ル・ブルギニオン」で研鑽を積み、2016年に「カーブドッチ・ワイナリー」へ。ワイン造りを学んだ後、2017年に渡仏してブルゴーニュのレストランで料理人として経験を積み、帰国。2018年に再び新潟に移住し、「カーブドッチ ワイナリー」内のオーベルジュ「トラヴィーニュ」にてヘッドシェフとして腕を振るう。
「新潟に移住してから、今回使った里芋『帛乙女(きぬおとめ)』やさつまいも『いもジェンヌ』のように、新潟にはユニークで魅力的なブランド食材がたくさんあることを知りました。新潟の生産者たちは職人気質で、揺るぎない信念とともにお酒や作物を作っています。そんな彼らが育てた野菜や果物は、香りがとても華やかでチャーミング。食材の旬の期間が短い分、県外ではなかなか手に入れるのも難しいものも多いんです。
そんなこともあって、デリバリー『新潟てのひらレストラン』で新潟の旬食材のおいしさを実感してもらいたい、という思いで料理を作らせていただきました。新潟の豊かな食材にもっと触れてみたくなったら、ぜひ一度『トラヴィーニュ』にも足を運んでいただきたいですね」
新潟県産ワインを楽しむためのフランス料理を数々提供してきた、佐藤シェフの真価が随所に発揮された料理を、佐藤シェフの料理コメントとともにさっそくチェック!
5品の限定メニュー
1.「越の鳥のレバーのムースといもジェンヌのモンブラン仕立て」¥620(1個)、¥1,200(2個セット)、¥1,750(3個セット)
新潟県産の銘柄地鶏「越の鶏」とねっとり系さつまいものニュースター「いもジェンヌ」を使用した、ワインに合わせたくなる前菜。
モンブランのようにうず高くしぼったさつまいもペーストは、乳製品や甘みを一切加えていないのにもかかわらず、しっとりなめらかな食感と自然の甘みでデザートのような存在感。その下に隠れている鶏レバーは、ハーブを食べてそだっている「越の鶏」ならではの、臭みがなく脂肪分もマイルドな味わい。バターたっぷりのタルトともに口にいれれば、甘じょっぱさとリッチな味わいに口福が広がるはず。
「歯ざわりのいいタルト生地に、コクのあるレバームースを詰め、さつまいもをまとわせたモンブランです。デザートではなくおつまみとして味わっていただくのが、このモンブランの最大のポイント。フレンチではおなじみのフォアグラとさつまいもの組み合わせをヒントに、フォアグラに近い味わいの『越の鶏』のレバームースを厳選。いもジェンヌのなめらかで上質な舌ざわりを活かすためにペースト状にして、たっぷりと山盛りに絞りました。遊び心をプラスしつつ、レストランでしか食べられないような特別な味わいに仕上げています」(佐藤シェフ)
※発売スタートは、11月1日以降。
2.「フライド帛乙女とかぐら辛っ子のタルタルソース」¥840
言うならば里芋のフライ、ではあるのだが、ホッとする味わいのなかに洗練さが隠されているわけは、新潟食材とフレンチシェフのコラボだからこそのなせるわざ。こちらは、佐藤シェフが自店でも付け合わせとして提供している料理の「てのひら新潟」バージョンだとか。シンプルでいて細部まで手が込んだ料理だ。ねっとり濃厚な「帛乙女」に、マイルドな辛味とうまみが交錯する魚沼地方の発酵調味料「かぐら辛っ子」をアクセントにしたタルタルソースをディップして召し上がれ。
「僕が思う『帛乙女』の一番おいしい食べ方が、このフライなんです。里芋自体は淡い味わいなので、コンソメで一度炊いてから、衣をまとわせてカリッと揚げています。絹のような帛乙女の舌ざわりと、カリカリの衣、そのテクスチャーの違いをくっきりと表現しました。これだけでも十分おいしいのですが、爽やかな辛みの『かぐら辛っ子』を加えたちょっと刺激的なタルタルソースで味変して、最後までじっくり味わってほしいですね」(佐藤シェフ)
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3.「越の鳥のコンフィときのこのカスレ」¥1,500
フランス好き、スローフード好きはもちろん、和食派の人にも食べてほしいのが、こちらの一皿。カスレといえば、白いんげん豆と肉、トマトペースト、香味野菜などを一緒に煮込んでから、オーブンで焼きあげるフランス南西部の郷土料理。今回は、ジューシーでうま味あふれる「越の鳥」、新潟産青大豆をつぶしたうま味たっぷりの乾燥豆「打ち豆」、肉厚でみずみずしい「とのさましいたけ」を使った和テイストに。
具材をどっさり使ってじっくり煮込んだ後、香ばしく焼き上げたカスレは、どこをすくって食べても、うま味たっぷりの味わい。
「僕の得意なフランス料理らしいものを、新潟の食材を使って作るならと思いついたのが、この煮込み料理です。鴨のもも肉の代わりに『越の鳥』、白いんげん豆の代わりに『打ち豆』を使いました。『越の鳥』には鴨に負けないうま味があって、一緒に煮込んだ『とのさましいたけ』も新潟産きのこのなかではとりわけうま味の強いきのこ。『打ち豆』は新潟では味噌汁にも入れるのですが、豆からとてもいいだしが出るんです」(佐藤シェフ)。
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4. 「車麩と甘酒のパンプディング」¥1,800
バウムクーヘンのような年輪状の焼き麩「車麩」の特性を活かしたデザート。数あるお麩のなかでも大型サイズの「車麩」は、液体を含みやすく、適度な弾力もある。アパレイユをたっぷり吸った車麩は、お麩の概念を覆すプルンプルンの食感に仕上がっている。また、ほんのり香る甘酒がナチュラルな甘さをプラス。大人にこそ楽しんでほしい、新潟スタイルのパンプディングだ。カットして、ベリーのソースとともに召し上がれ。
「小さなお子さんから大人まで、みんなに愛されるメニューとして、フレンチトーストをアレンジした、あつあつでも冷めてもおいしいパンプディングを作りました。普段は煮物などにする車麩を、同じ小麦粉からできているパンの代わりに使用。アパレイユにはあえて牛乳を入れず、たっぷりの卵に新潟の酒造で作られた甘酒を混ぜ合わせて、車麩を半日以上浸しています。卵の甘酒ならではのやさしいコクと甘さを感じていただけたらと思います」(佐藤シェフ)
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5.「ル レクチエとブルーチーズ・生ハムのタルトフランベ」¥2,200
最後に紹介するのは、フランス・アルザス地方のご当地ピッツァ、タルトフランベを新潟食材で再現した「ル レクチエとブルーチーズ・生ハムのタルトフランベ」。佐藤シェフが新潟で出合ってもっとも衝撃を受けた食材のひとつと話す西洋なしの「ル レクチエ」を贅沢に使った一品だ。こちらは、「ル レクチエ」の販売が解禁となる11月20日頃からスタートするラスト10日間のスペシャルメニューだ。
薄くてパリッと香ばしく焼き上げた生地に「ル レクチエ」、ブルーチーズ、生ハム、玉ねぎをトッピング。「ル レクチエ」の超芳醇でとろける甘さ、ブルーチーズ特有のほどよい塩気、生ハムのうま味、玉ねぎのしゃきしゃき感が合わさり、手が止まらなくなるクセになる味わい。
「『ル レクチエ』は、フレッシュで食べてもとびきりおいしいし、加熱すると一層香りと甘味がアップします。その魅力を知っていただきたくて、アルザス地方の郷土料理『タルトフランベ』のトッピングにしました。生地には多彩な味わいをバランスよく散らしていて、食べ進めるごとに変化する味のグラデーションをお楽しみいただけます。通常のタルトフランベでははちみつなどの甘みを足しますが、濃厚な甘さの『ル レクチエ』を使えば余計な甘さは要りませんし、果実そのもののおいしさを堪能できますよ」(佐藤シェフ)
※発売スタートは、11月1日以降。
限定メニューの楽しみ方とは?
ワイナリー併設レストランのシェフならではのメニューの数々は、もちろんお酒との相性も抜群! そこで、とくにおすすめする料理とお酒のペアリングを教えてくれた。
「越の鳥のレバーのムースといもジェンヌのモンブラン仕立て+ル レクチエとブルーチーズ・生ハムのタルトフランベをオーダーして、甘めの白ワインを合わせると、レストランでのアペロ気分が味わえるのではと思います。
それと、フライド帛乙女とかぐら辛っ子のタルタルソースを単品で頼みたい人は、国産のクラフトビールを合わせてみてください!
とはいえ一番試してみてほしいのは、やっぱり5品すべてのオーダーです。数名で少しずつコース気分で味わえるので、ワインとともに家族や友達と“新潟グルメナイト”を楽しんでみてほしいです!」
「てのひら新潟 定期便」について
南北に長く気候も地形も起伏に富んでいる新潟県は、年間を通じてバラエティ豊かな食材に恵まれ、独自の食文化が発展している食の王国。米はもちろん、野菜、果物、きのこなど、プロの料理人が指名買いするブランド食材の宝庫だ。そんな「食の新潟」の魅力を全国に向けて発信するため、『エル・グルメ』編集部が選りすぐった食材とお酒を産地から直送する「てのひら新潟 定期便」は、2020年にスタートした新プロジェクト。
第3回の販売は11月下旬~12月下旬予定、続く第4回は2022年2月下旬~3月中旬予定と、今年度は残すところあと2回のみ。
季節の野菜やフルーツ、調味料とお酒がセットになった期間限定販売のスペシャルパッケージで、セットの食材を使った料理家による簡単レシピも付いてくる。
「てのひら新潟定期便」の詳細はこちら!
「グルメディスカバリー Powered by ELLE gourmet magazine」について
「グルメディスカバリー Powered by ELLE gourmet magazine」は、食のトレンド情報を届けるフードマガジン『ELLE gourmet(エル・グルメ)』がプロデュースするフードデリバリーサービス。編集部ならではのネットワークや知見を活用し、ニューノーマルによる消費活動の変化に合わせて、消費者により近いタッチポイントを創出するための食の体験型企画だ。『エル・グルメ』の世界観を表現したこだわりの料理の数々は、「Uber Eats」からオーダー可能。現在は、対象エリアの目黒区・渋谷区・世田谷区・新宿区・港区西・品川区の一部エリアでデリバリーを楽しめる。
「新潟てのひらレストラン」
実施期間/ 10月29日(金)~11月28日(日)
※Woltでの販売は、11月1日から順次販売開始します。
提供時間/12:00~21:00
配達エリア/ 東京都目黒区・渋谷区・世田谷区・新宿区・港区・品川区の一部
※拠点を中心とした上記の一部エリアにデリバリーいたします。
※天候や注文の状況により変動する場合があります。
問い合わせ先/gourmetdiscovery@hearst.co.jp
photo : Shintaro Oki styling : Makiko Iwasaki text : Yuko Ehara
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