レストラン「茶亭」について
約110年の歴史を持つ数寄屋造りの建物は、茶人であり、建築にも造詣の深かった善兵衛により、全室茶室という造りで建てられました。内部は瀟酒な和室、京都より移築された三畳台目の茶席、和洋折衷の洋間などで構成されています。大正から受け継がれてきたこの希少な建物を次の時代へも継承するべく、善兵衛の当初の「千人茶会を開催したい」という構想に想いを馳せて、レストラン名を新たに「茶亭」と名付けました。
沼津が誇る文化財をより多くの方々に触れていただくべく、レストランでは以前よりも多く席数を設け、ご家族やご友人とのお祝い事などに使用していただきやすい中華料理を提供します。
メニュー
料理は、沼津倶楽部と同じく静岡県にルーツを持つ齋藤宏文氏監修によるモダンチャイニーズです。山と海に囲まれた自然豊かな静岡の素材を活用し、豪快かつ繊細に仕上げた“沼津”を味わっていただける新たな価値を提供します。「分解と再構築」をテーマに掲げ、馴染みのある料理の良い部分は残しながら、新たな要素を入れて構築する齋藤氏ならではの、シンプルに素材の味を楽しめるコースをご用意します。
季節のお任せコース
ランチコース 7,500円(税込)
ディナーコース 15,000円(税込)
※別途サービス料および施設利用料として15%を加算させていただきます
※旬の素材を取り入れるため、季節によって内容は変わります。それに伴い、仕入れ価格により値段が変動する可能性がございます
牡丹海老
お味噌まで美味しく食べられる牡丹海老を厳選。アルコールを飛ばさずに紹興酒につけた、酔っ払い海老のような一品。プリプリとした食感。
よだれ鶏
イチリンハナレのスペシャリテであるよだれ鶏の3段活用をお楽しみいただけます。肉質が柔らかい静岡県産の美味鶏は、自然豊かな環境にある県内21カ所の養鶏場で丁寧に飼育された鶏肉で、コクと甘みが強いのが特徴です。よだれ鶏を召し上がった残りの黒酢と自家製のラー油で作ったたれに、餃子と齋藤シェフオリジナルの配合で製麺した山椒麺をつけて、三段階でお楽しみください。
焼豚 静岡山葵
乳酸菌を与えた肉質がとても柔らかい静岡県産の豚肉を使用。強火で焼き、外はパリパリ、中はジューシーに仕上げました。炭火で香り付けしたお肉を料理人が目の前でカットします。最高級の伊豆の山葵を添えています。
ふかひれ
最高級の品質であるヨシキリザメのふかひれを柔らかくなるまで蒸しています。スープは、美味鶏を含む国産の鶏の骨を6〜7時間煮込んだ濃厚な白湯スープです。
「茶亭」の監修に関して、齋藤氏は以下のように語っています。
「沼津倶楽部のレストランを手掛けるに当たって、生まれ育った場所の食材を使って、生まれ育った場所での料理を考えるということはこれまでにない経験となりました。初めて沼津倶楽部を訪れた時、大切に使われてきた空間が使用されていないことをとても勿体無いと感じました。料理を通して沼津倶楽部を多くの皆様に知っていただきたいとともに、本当に良いものを体感してもらいたいと思っています。ただ機能的にホテルで「食事する」ということ以上に、この特別な空間で特別な体験を提供したいと考えています。」
齋藤宏文氏について
1976年静岡県出身。四川料理の巨匠・陳健一が築いた「赤坂四川飯店」にて12年修業後、2008年に株式会社ウェイブズに入社し、総料理長を務める。2013年に築地にオープンした「東京チャイニーズ一凛」にて店主を経て、2017年に鎌倉に「イチリン ハナレ」を開店。2019年には有楽町に中華とスペイン料理を掛け合わせた「TexturA」を開業。美食のエキスパートがおすすめするレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」において、2021年・2022年と連続して3トックを獲得している他、2021年には「明日のグランシェフ賞」も受賞。
ビバレッジメニュー
地元静岡の要素をふんだんに取り入れ、お料理と一緒にお召し上がりいただけるビバレッジメニューを提供します。ワインは、パリ発祥・国内30年の歴史を誇るワインスクールであるアカデミー・デュ・ヴァンがセレクトするブルゴーニュワインを中心としたクラシカルなワインからナチュラルワインまで、紹興酒は年代別、味わい別にラインナップ。静岡のお茶を使った沼津倶楽部オリジナルカクテルや県内のブルワリーのビールやこだわりのお茶もお楽しみいただけます。
リパブリュー (右)
沼津駅すぐそばにブルワリーとタップルームを設けるリパブリューのビールは缶でご用意しています。
ベアードビール(左)
沼津港のタップルームから始まったブルワリーのクラフトビール。季節によって異なる味わいをご用意します。
沼津ジンソニック (右)
京都伏見で作られるクラフトジンに静岡の製茶ブランド「丸玉園」 の煎茶を漬け込んだオリジナルジンソニックです。
ドラゴンハイボール(中央)
ハーブに漬け込んだ紹興酒と静岡のお茶を使った自家製ライチリキュールをハイボールスタイルで。
沼津ハイボール(左)
「丸玉園」の和紅茶と日本のミズナラ樽で仕上げたウィスキーに、杏子の香りを加えたオリジナルハイボールです。
その他、静岡の日本茶と四川料理とも相性の良い中国茶もご用意。季節によっておすすめを提案いたします。ノンアルコールのティーペアリングや、モクテルを各種ご用意しているので、お料理とのマリアージュをお楽しみいただけます。
ご予約について
公式サイト:
レストランは、ご宿泊者限定でモーニングを営業するほか、ランチタイムとディナータイムにおいてはどなたでも事前予約にてご利用可能です。また、連泊するお客様に対して、各時間帯で和食の選択肢も提供するほか、アレルギー対応のメニューも用意しています。
沼津倶楽部について
沼津倶楽部は、大正2年(1913年)、ミツワ石鹸二代目社長・三輪善兵衛が沼津市から借用した約三千坪の土地に建てた数寄屋造りの建物「松岩亭」に始まり、約110年の歴史を持つ登録有形文化財です。2008年からは株式会社プロジェクトN代表・北山雅史氏を中心に、老朽化の進んだ数寄屋屋敷を補修、一部増築をし、レストランを運営していました。さらに渡辺明氏の建築による宿泊施設を敷地内に設け、「千本松・沼津倶楽部」として再興しました。2022年8月に、その経営・運営はグリーニングに継承され、2023年6月14日にリニューアルオープンします。
8部屋限定の別邸
2006年(平成18年)、建築家・渡辺明の設計によって敷地内に集合別邸が増築されました。木と土という最も自然的な要素をもつ素材を使用した建物は、数寄屋建築の伝統を受け継ぎつつ、現代的に和を表現した意匠へと展開し、全体の調和を作り出しています。
ゆったりとした時間を過ごしていただける沼津倶楽部の客室は、わずか8室。お布団でお休みいただく和室、広々としたバルコニー付きの洋室、和洋の要素が混在したメゾネットなど、様々な客室タイプをご用意しています。さらに、8室のうち1室は、京都西陣にて創業以来長年着物の継承に取り組んできたHOSOOが手がけるスイートルームとして新たに生まれ変わります。
富士山の雪解け水を使用した「スパ」
別邸の奥に位置する静寂に包まれたスパには、内風呂と露天風呂、そして岩盤浴室とサウナ室を備えています。沼津倶楽部の敷地内の井戸から汲み上げられた水は、日本3大清流の一つ、柿田川湧水群と同じ水源の富士山伏流水です。長い年月をかけ幾層もの地層で濾過された富士山の雪解け水は、バナジウムやカリウム、マグネシウム等の豊富なミネラルを含んでおり、浄化作用に優れています。
また秋には、トータルビューティーカンパニー ukaによるトリートメントメニューの提供を開始します。「トータルビューティー」をコンセプトに本物を追求するukaと、厳選した素材を使用した沼津倶楽部の設備が融合する、ここでしか体験いただけないメニューをお楽しみください。
店舗情報
施設名:沼津倶楽部
レストラン名:茶亭
開業日:2023年6月14日(水)
住所:〒410-0849 静岡県沼津市千本郷林1907-8
レストラン営業時間:
ご朝食 7:00-10:00 (L.O.9:00) ※ご宿泊者限定
ご昼食 11:30-15:00 (L.O.13:30)
ご夕食 17:30-22:00 (L.O.20:00)
電話番号(レストラン直通):050-3200-0359
席数:56
公式サイト:
公式SNS:
Instagram:https://www.instagram.com/numazuclub_official/
Facebook:https://onl.bz/knb1L2u
以上
HOSOOについて
細尾は元禄元年(1688年)、京都西陣において大寺院御用達の織屋として創業しました。京都の先染め織物である西陣織は1200年前より貴族をはじめ、武士階級、さらには裕福な町人達の圧倒的な支持を受けて育まれてきました。HOSOOは今、帯やきものといった伝統的な西陣織の技術を継承しながら、革新的な技術とタイムレスなデザイン感性を加えることによって、唯一無二のテキスタイルを生み出し、国内外のラグジュアリーマーケットに向けて展開しています。
ukaについて
ukaのビジョンは、うれしいことが世界でいちばん多いお店。
きれいになるとうれしい、ほめられるとうれしい。
ヘア、ネイル、お肌、カラダ、ココロ、家族、仲間、地球…
あなたと私と地球が、もっときれいに、うれしくなることをふやしていきたい。そんな想いから生まれるが、ukaのトータルビューティー。
GREENINGについて
私たちGREENINGのキーワードは「CULTURE DESIGN」、「GREEN TECHNOLOGY」、「DIGITAL TECHNOLOGY」。建築・飲食・ホテル・アート・デザインなどグッドセンスでリアルなカルチャーデザイン領域と、デジタルテクノロジー領域を融合させたハイブリットカンパニーを目指しています。
オフィシャル画像のダウンロードはこちら
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Ben Richardsと記載の画像を使用する場合は、可能であればクレジット表記をお願いいたします。
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