軍事侵攻が続くウクライナから避難してきた人たちが、故郷の家庭料理などをふるまうレストランが、7日、大阪・阿倍野区にオープンしました。
このレストランは、ロシアによる軍事侵攻が長期化する中、ウクライナから避難してきた人たちに、働き続けられる場や交流の拠点を提供しようと、日本人オーナーが自宅を改装してオープンしました。
働くのは、避難民の支援団体を通じてオーナーと知りあった主婦や学生、あわせて8人で、日本での避難生活は長い人で1年3か月に及びます。
オープン初日の7日は、午前11時の開店とともに客が次々と訪れ、1階と2階、あわせて20席は昼ごろには満席となりました。
調理や接客などの業務は分担してこなしていて、看板メニューの1つ、真っ赤なスープのボルシチなどは、あえて日本人向けにせず、本場の家庭の味にしているということです。
「レストラン ウクライナ.ジャパン」の川上洋二オーナーは、「避難民にとって、自国の料理はアイデンティティーの1つ。料理の腕をふるってもらい、日本人にウクライナの魅力を食を通じて伝えてほしい」と話していました。
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