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Friday, July 7, 2023

廃棄食材のレストラン 大商が万博に向けイベント - 産経ニュース

「大阪産」の廃棄食材などを使った料理を作るシェフら=7日、大阪市北区(井上浩平撮影)

SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を目指す令和7年の大阪・関西万博に向けてフードロス削減の機運醸成を図ろうと、大阪商工会議所は7日、一流シェフらが廃棄食材を使ったメニューを提供するイベントを大阪市内で開いた。万博に合わせて地元産の農水産物「大阪産(もん)」をアピールしたい大阪府が食材調達に協力した。

イベントは「はじっこレストラン」と銘打ち、食材の切れ端や規格外の食材を使用して作った料理や飲み物を提供。大商が以前に、料理人の研鑽(けんさん)の場として実施したワークショップに参加したことのあるシェフら4人が腕を振るった。

ブリの幼魚を塩と酢で締めた「きずし」や、タイのあらを炊いたラーメン、枝豆の鞘の粉末を使った白玉など9品が並び、飲食業界の関係者や一般客が味わった。

アカエイを使ったエスカベッシュ(洋風の南蛮漬け)を考案した仲嶺淳一シェフ(48)は「〝下魚(げざかな)〟ともいわれるエイは普段は食材として使わない。実際に食べることで、サステナブル(持続可能)な取り組みとは何かを考えてもらえるのでは」と語った。

万博で大阪府市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」は「ミライの大阪の食・文化」を発信する。大商の関係者は「万博でも、大阪の食の魅力を発信しながら来場者にフードロスについて考えてもらえれば」と話した。(井上浩平)

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