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Sunday, December 17, 2023

大学倶楽部・明治大:宮下芳明研究室とフレンチレストランが共同開発した「見る角度によって見え方が変わる料理」が提供開始 - 毎日新聞

レンチキュラーサラダ 拡大
レンチキュラーサラダ
レンチキュラーサラダ 拡大
レンチキュラーサラダ

 明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室と、フレンチレストラン「élan vital」(東京都渋谷区)が共同開発した「見る角度によって見え方が変わる料理」が、12月8日から同店で提供されている。

 宮下研究室では、音楽、映像、ゲームと同じように、味覚を含めた「食体験」も人間の「表現」であると捉え、飲食物の味と見た目を変える装置「TTTV」や、キリンホールディングスと共同研究している「エレキソルト」などを開発してきた。一方、同店は2016年にオープンした「5Dレストラン」で、プロジェクションマッピングや分子ガストロノミーなどを用いて、新しい食体験を追求している。

 提供が開始されるのは、宮下研究室の吉本健義さん(総合数理学部先端メディアサイエンス学科4年生)が開発した「可食レンチキュラレンズ」を用い、見る角度によって絵柄が異なる「レンチキュラーサラダ」。陶磁器に絵柄を転写する技術「ポーセラーツ」を用いて皿にレンチキュラ画像を印刷し、その上に寒天とだしで作った「可食レンチキュラレンズ」を載せた。レンチキュラレンズの光学特性により、見る角度によって絵柄が葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」の「凱風快晴」から、「神奈川沖浪裏」に変化する。

 可食レンチキュラレンズの技術は、11月29日から12月1日に山梨県で開催された「第31回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2023)」で発表された。

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