関西電力の経営幹部らが３億円を超える金品を受け取っていた問題で、調査を行っている第三者委員会は報告書を３月中旬に公表することを明らかにしました。金品を受け取っていた人の数や総額はさらに増える見込みです。
関西電力では経営幹部らが原子力発電所がある福井県高浜町の元助役から現金や金貨、スーツの仕立券など合わせて３億円を超える金品を受け取っていたことが去年９月に発覚し、会長などが辞任に追い込まれました。
この問題の調査にあたっている弁護士４人で構成される第三者委員会は３月中旬をめどに調査結果の報告書を公表し、記者会見することを25日明らかにしました。
調査の焦点の１つは関西電力と元助役との関係がいつから、どのような理由で始まっていたかです。
委員会では元助役が影響力を強めた時期とされる1980年代の調査に力を入れたものとみられます。ただ、元助役をはじめ、亡くなっている関係者も多く、90年代や2000年に入ってからのほうが多くの証言が集まったもようです。
金品を受け取っていた人の数や総額は会社の公表よりさらに増える見込みです。
一方、この調査の発表日をもって岩根茂樹社長は辞任する方針です。後任の社長人事や、コンプライアンス体制の構築も課題となっています。
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February 25, 2020 at 10:36PM
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関西電力問題 第三者委 ３月中旬に最終報告公表 - NHK NEWS WEB
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