新型コロナウイルスにより国内外のスポーツが中止・延期を余儀なくされている。感染拡大を防ぐために外出を控える今、自宅であらためて過去の名勝負を振り返ってみてはいかがだろうか。
DAZN(ダゾーン)では、Jリーグの歴史に残る試合にあらためて実況・解説を付け、『Re-LIVE(リライブ)』と称してフルマッチ配信をしている。25日19時からは、2006年最終節・首位と2位の頂上対決。浦和レッズとガンバ大阪の一戦をお届けする。実況は桑原学氏、解説はこの試合にフル出場した鈴木啓太氏。ここではこの一戦の概要をあらためて振り返る。
■圧倒的な個を誇った浦和
2002年の日韓ワールドカップ以降、サッカー人気が高まり続けていた2000年代中盤。
ハンス・オフト監督に率いられた浦和は03年、ヤマザキナビスコカップでクラブ初タイトルを獲得。翌04年に、元ドイツ代表DFでありクラブOBのギド・ブッフバルト氏が監督に就任すると、初のステージ優勝を果たす。05年は元レバークーゼンのMFポンテ、元クロアチア代表のマリッチらを獲得、優勝争いを繰り広げるも、最終節で勝ち点1及ばず、G大阪に次ぐ2位、天皇杯では優勝を遂げた。
06年は、東京ヴェルディから元ブラジル代表FWワシントンを獲得。圧倒的な個を武器に開幕から無敗でスタートダッシュに成功すると、シーズン通して上位を走り続け、第25節以降首位の座を渡さず最終節を迎えた。
対するG大阪は02年に西野朗監督が就任、03年には低迷するも、翌04年にシジクレイ、フェルナンジーニョを獲得しチーム作りを進める。05年にはこの年得点王を獲得したアラウージョが爆発し、大黒将志、フェルナンジーニョによる速攻を武器に、リーグ優勝を果たした。
翌06年は、FWマグノ・アウベス、FW播戸竜二、MF明神智和、日本代表のDF加地亮らを獲得し連覇を狙った。開幕2節の大阪ダービーでセレッソ大阪を6-1で破るなど、攻撃力を武器に第7節で首位に立つ。秋に低迷し第25節で浦和と順位が入れ替わり、2位で最終節を迎えた。
最終節は、首位・勝ち点69の浦和、2位・勝ち点66のG大阪の直接対決となる。勝ち点は「3」、得失点は「5」開いていており、浦和は、勝利・ドロー、3点差以上で敗れない限り、優勝という圧倒的優位な中での一戦だった。
しかし、浦和は試合の入りから怒涛の攻撃を見せるG大阪の勢いに押され、21分マグノ・アウベスに決められ失点する。どこか硬さのあったホームチームはこれで目が覚め、ポンテが相手DFを振り切り同点弾をマーク。さらには44分ポンテからワシントンのホットラインで追加点を奪う。
後半に入り、54分、西野監督は遠藤保仁を投入。10月に日本代表遠征先のインドでウイルス性肝炎を発症し離脱していた遠藤は、第26節以来の出場となった。しかし5分後、G大阪守備の要・シジクレイのアクシデントの間隙を突き、三都主アレサンドロ、闘莉王とつないで再びワシントンが決めて3-1に。大勢は決したかと思われた78分、遠藤保仁のCKの流れから山口智が頭で押し込み、3-2。しかし反撃はここまで。
アディショナルタイムが過ぎ、タイプアップの笛――。浦和が14年目での悲願のリーグ制覇を成し遂げた。入場者数は62,241人と当時のJリーグ最多入場者数記録を更新している。
この一戦は、得点王となるFWワシントン、それに負けないマグノ・アウベスの個。若き長谷部誠の献身性など見所は多い。絶対的優位に立つ浦和に対し、最後まで引かなかったG大阪の果敢な姿も忘れてはいけない。浦和は翌07年に日本のクラブで初めてアジア・チャンピオンズリーグを制しアジアの頂点を制することになるが、、続く08年はその場にG大阪が立った。そんな2クラブが相まみえた最終節だった。
■出場メンバー、試合記録
【2006年Jリーグ ディビジョン1 第34節第1日】
2006年12月2日/14:04キックオフ
埼玉スタジアム/入場者数62,241人
主審:上川徹 副審:宮島一代、相樂亨 第4の審判員:西村雄一
●浦和レッズメンバー
GK 1 山岸範宏
DF 19 内舘秀樹
DF 4 田中マルクス闘莉王
DF 5 ネネ
MF 14 平川忠亮(→83’ 岡野)
MF 13 鈴木啓太
MF 17 長谷部誠
MF 8 三都主アレサンドロ(→73’ 田中達)
MF 6 山田暢久
FW 10 ポンテ(→83’ 坪井)
FW 21 ワシントン
【SUB】
GK 23 都築龍太
DF 2 坪井慶介
MF 16 相馬崇人
MF 18 小野伸二
FW 9 永井雄一郎
FW 11 田中達也
FW 30 岡野雅行
【監督】
ブッフバルト
●ガンバ大阪メンバー
GK 1 松代直樹
DF 2 シジクレイ(→60’ 前田)
DF 5 宮本恒靖
DF 6 山口智
MF 21 加地亮
MF 17 明神智和
MF 27 橋本英郎(→54’ 遠藤)
MF 14 家長昭博
MF 10 二川孝広
FW 11 播戸竜二(→77’ 中山)
FW 9 マグノ・アウベス
【SUB】
GK 22 藤ヶ谷陽介
DF 3 入江徹
DF 4 實好礼忠
MF 7 遠藤保仁
MF 20寺田紳一
FW 16 前田雅文
FW 19 中山悟志
【監督】
西野朗
●試合結果
浦和レッズ3-2ガンバ大阪
【得点者】
浦和:27’ ポンテ 44’ 59’ ワシントン
G大阪:21’ マグノ・アウベス 78’ 山口
【警告】
浦和:16’ 鈴木、34’ ネネ、71’ 闘莉王、84’ ワシントン
G大阪:37’ 橋本、51’ シジクレイ、63’ 播戸、69’ 家長
「Re-LIVE」Jリーグ配信予定
配信日 | シーズン | カード | 見どころ |
4月4日(土)配信中 | 1993 2nd | ヴェルディ川崎 vs 浦和レッズ | リーグ草創期のタレント軍団、2ndステージ優勝 |
4月11日(土)配信中 | 2002 2nd | ジュビロ磐田 vs 東京ヴェルディ1969 | 磐田、Jリーグ史上初の完全優勝(両ステージ優勝) |
4月18日(土)19時ライブ | 2003第34節 | 横浜F・マリノス vs ジュビロ磐田 | 横浜FMが前年王者のジュビロを破り完全優勝 |
4月25日(日) | 2006第34節 | 浦和レッズ vs ガンバ大阪 | 最終節での頂上決戦、浦和がJリーグ初優勝 |
5月2日(土) | 2007第34節 | 鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス | 鹿島伝説のV1。3連覇を達成した黄金期の1年目 |
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April 25, 2020 at 05:07PM
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2006年の優勝決定戦がDAZNで配信。J1最終節・浦和レッズvsガンバ大阪 - Goal.com
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