出光興産は26日発表した2020年3月期（前期）連結決算で、21年3月期（今期）の最終損益が50億円の黒字（前期は229億円の赤字）に転換するとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が通期にわたって継続すると想定し、製品需要の減少や資源価格の低迷を見込む半面、前期に計上した原油在庫の大幅な評価損がなくなり、主力の燃料油部門の採算が改善する。
売上高は35%減の3兆9000億円を見込む。経済活動の縮小などで燃料需要が減少するほか、原油安で石油開発など資源部門も振るわない見通し。一方、燃料油部門の黒字転換により、営業損益は600億円の黒字（前期は38億円の赤字）を見込む。今期の配当予想は未定（前期は年160円）とした。
前期の連結決算で売上高は前の期比37%増の6兆458億円、最終損益は229億円の赤字（前の期は814億円の黒字）だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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May 26, 2020 at 01:43PM
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出光興産の今期、最終黒字50億円 燃料油部門の採算改善で - 日本経済新聞
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