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Friday, September 4, 2020

「MIU404」最終回の驚愕演出、感動? 反則? あなたの感想は?【ネタバレあり】 - 徳島新聞

 徳島県出身のシンガー・ソングライター米津玄師さんの楽曲「感電」が主題歌に起用されたTBS系金曜ドラマ「MIU404」が4日に最終回を迎えた。同じく米津さんの楽曲「Lemon」が主題歌に起用された大人気ドラマ「アンナチュラル」の制作チームが再結集し、深いメッセージ性とそれを時にシリアスに、時にコミカルに表現するW主演の綾野剛さん、星野源さんらの熱演もあって一貫して高評価を維持した本作。菅田将暉さん演じる黒幕が圧倒的な存在感を見せる最終回も大きな話題を呼んだが、この中のある演出を巡って視聴者の賛否が割れている。

 【以下、最小限ですがネタバレがあります】

 最終回では、これまで事件の陰で暗躍していた久住(菅田さん)と、刑事の伊吹(綾野さん)志摩(星野さん)コンビがいよいよ直接対決。主人公の2人、そして視聴者の価値観までも揺さぶる久住の日本ドラマ史上に残る「怪物」ぶりが大きなインパクトを残す中、新型コロナウイルスがまん延して東京オリンピックが開かれなかった現在の東京で物語は終わる。SNS上では放送直後から視聴者の「人間は例え間違っても『0』からやり直せばいいというメッセージに感動した」「菅田将暉の演技が言葉にできないほど素晴らしかった」「最高の作品だった」「早くもロス」「続編求む」といった感動の声が相次いだ。

 全体的に高評価だった最終回の中で賛否が分かれたのが、伊吹と志摩が久住に捕らえられてクルーザーに監禁されてからの展開だ。ここまでの10話を通して過去にそれぞれ心の傷を抱えていた2人の再生を見守ってきた視聴者にとって「バッドエンド」を迎えたかに見えた後、物語の時間がさかのぼったかのように見える演出を経て「ハッピーエンド」を迎える。

 この演出について「支持派」は「ドラッグによる幻覚で2人が見た悪夢」などと解釈し「人生は小さなスイッチの積み重ねで成り立っているというこれまで描いてきたテーマに基づいて、主人公2人が積み重ねてきた関係性や人との出会いがあるからこそたどり着いたハッピーエンドと、そうでなかった場合の世界線を見せたもの」「ドラマ自体もコロナの影響で制作が遅れたり脚本変更を余儀なくされたりしているだけに、現実を踏まえて見ると小さなスイッチで結末が変わるという見せ方により重みを感じた」といった感想を寄せた。

 一方で「不支持派」からは「『夢オチ』のようでがっかりした」「第6話でも志摩の後悔に基づく想像を現実のことだったかのように見せる演出があったけど、どちらも反則ではないか」「2人に時間を戻す能力があるって設定なのかと思った」などの声が上がった。

 この演出が「あり」か「なし」か。受け止め方は人それぞれだが、それによって脚本の野木亜紀子さんが本作で一貫して描いてきた人間の再生や、新型コロナ、東京オリンピック、東日本大震災といった社会問題を投影した骨太な物語の本質が揺らぐわけではない。「4機捜」の面々の絶妙な関係性と綾野さん、星野さん、菅田さんらの演技合戦も相まって、SNS上での深読みやキャラ萌(も)えも含めて視聴者が大いに盛り上がった「MIU404」。2020年を代表するドラマとして長く語り継がれる一作となることは間違いないだろう。

 ちなみに、米津さんは放送終了後に自身のツイッターで「清々しくも、安易になくなりはしないものが残り続ける物語に、主題歌という形で関わることができて光栄でした。MIU404最後までありがとうございました」とドラマへの賛辞と感謝のコメントを寄せている。(R)

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September 05, 2020 at 11:04AM
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