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Monday, October 19, 2020

女性の感性で起業を 流山市のゼミで最終プレゼン 受講生がプラン発表 - 東京新聞

新たに立ち上げるビジネスについて発表する受講生=いずれも流山市で

新たに立ち上げるビジネスについて発表する受講生=いずれも流山市で

 

 流山市女性向け創業ゼミナールを受講した十一人が同市内で最終プレゼンテーションに臨み、自身の起業や事業拡大のプランを発表した。分野は飲食から教育、健康、販売、広報企画と多種多彩。コロナ不況の中、女性の感性とアイデアは、ビジネスの種をどう育て開花させるか−。(牧田幸夫)

 子育て世代の流入で、キャリアを生かして地元で起業を目指す女性を支援しようと、同市は二〇一五年から「創業スクール」を開校。これまでに百四十九人が卒業し、三十三人が起業を果たした。コロナ禍の今年は少人数のゼミナールに変え、七月から八回の講座を実施。働きながら起業を目指す人や、すでに事業を始めた人も受講しやすいようゼミは土曜開催にし、今月十日に最終プレゼンが行われた。

 求人広告を行う会社に勤務する長谷川真紀さん(30)の発表は「新しいタイプの学童保育〜働くお母さんの強い味方〜」。小学生から中学生まで預かり、きょうだいがいるような家庭の雰囲気を演出。必要なら夕食を提供して深夜まで預かるのが特徴だ。「学童保育の常識を打ち破り、新しいスタンダードを作るパイオニアを目指したい」。来年三月の運営開始が目標だ。

 また食品会社で研究者として働く阿部裕子さん(57)は、定年退職後に起業を予定。薬剤師と消費生活アドバイザーの資格を持っており、「市民の健康意識向上へ、ヘルスケア支援の仕事を立ち上げたい」という。

 海外生活の長かった二児の母親は得意の語学力を生かし、子ども向け英会話教室の開校を準備中。美術大卒の二十三歳は、ガラス細工の販売をビジネスに成長させたいと目標を語った。

真剣な表情で発表に耳を傾ける受講生ら

真剣な表情で発表に耳を傾ける受講生ら

 十一人は修了証を受け取った後、市から無利子で運転・設備資金の融資が受けられることや、商店街空き店舗の改装に補助金が出ることなど、創業で活用できる支援制度の説明を受けた。

 市内で起業した講師の尾崎えり子さんは、「今年は何も教えないことをテーマにした。例えば、カフェを訪れたら、飲食店の新しい価値の作り方をみんなで真剣に話し合い考えてもらった。創業者マインドができたと思う」と感想。

 もう一人の講師である行政書士の福田有紀さんは、今後は「創業コンシェルジュ」として事業の相談に乗る。「コロナ禍をチャンスととらえてほしい」とエールを送っていた。

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