東京五輪のメインプレスセンター(MPC)にある洋食系レストランは、時差の関係で深夜作業が必要な海外メディアも食事ができるよう24時間営業となっている。なじみのあるメニューが多いからか、欧米人が多く、店内はまるで外国のレストランだ。
緊張気味の記者は支払いに必要なクレジットカードを握りしめ、注文カウンターの前に立った。金髪の女性店員から英語で「こんばんわ。注文は何にしますか?」と聞かれた記者はお薦めをたずねた。
「そうね、ハンバーガーなら『金メダルバーガー(1600円)』、ピザなら『ル・クラシック・ペパロニ・ピザ(1900円)』が人気かな」
記者が「じゃあ、銀メダル(2番人気)のメニューは何ですか」と冗談を飛ばしても、笑いながら2番人気を教えてくれる店員の対応も外国にいるようだった。
ピザを食べ終えた英BBC放送の記者は「味はいいと思うよ。値段は結構高いけど、MPCという特別な場所だからね」と語り、再び仕事に戻っていった。
すると、日本食系レストランで出会ったイタリア人記者と偶然、再会した。
ここのピザが苦手だと言っていた彼が何を食べに来たか聞いてみると、「ピザは食べないけど、パスタはイケるよ」と陽気におどけている。「本日のパスタ(1600円)」の中身を確認し、夕食が待ち遠しそうだった。
楽しそうに働いている別の店員によると、実は「まかないがおいしい」という。ピザよりもまかないを食べてみたいと思いつつも、英気を養う食事が大事なことを改めて感じた。
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