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Sunday, July 24, 2022

わざわざそこに行く価値のある場所。長崎のレストラン「ペシコ」を訪ねて。 | ブランディングディレクター行方ひさこ LifeとStyleの間をゆるーくまたぐ - mi-mollet(ミモレ)

こんにちは、ブランディングディレクターの行方ひさこです。

ものぐさなわたしの日々、身の周りにある「もの」や「もの」との付き合い方などをゆるゆると綴っていきます。

ジャパンタイムズが主催する、日本発信のレストランセレクション「Destination Restaurants」をご存知でしょうか?

「Destination Restaurants」は、日本人が選ぶ世界の人々のための日本のレストランリストとして去年2021年に発足しました。

選考対象は、東京23区と政令都市を除く場所にあるあらゆるジャンルのレストラン!

ミシュランガイドの星付きレストランの数が多い都市である東京を筆頭に、日本の大きな都市には優れたレストランがたくさんありますが、このリストのビジョンは、日本の風土の根っこは地方にあることが多いので、さまざまな地方から魅力的な才能を見つけてくること、そして、他のリストとは違うユニークなものにしていくこと。

以前も書きましたが、各地を周っていて私が常々感じているのは、文化の根幹は地方にたくさんあるということ。だから地方が衰退するということは、日本の衰退と同じなのではないかと思います。

そんな中、地方を盛り上げるお取り組みが1つ増えたので、盛り上がるようにこれからも注目していきたいと思っています。

先日、念願叶って長崎県島原市にある「pesceco(ぺシコ)」にお邪魔してきました。記念すべき第一回目の「Destination Restaurants」に選出されたレストランの1つです。

「里浜ガストロノミー」を掲げるこのレストランは、この土地を楽しんでもらうためのおまかせコースSatohama Gastoronomyのみ。

この辺りで獲れる魚介類や野菜をふんだんに使用し、この土地で生まれ育った井上シェフにしかできない表現を追求しています。それは、地産地消という言葉だけでは語り尽くせない素晴らしいクリエーションです。

そして、「pesceco」のお隣には、この6月にオープンした井上シェフのお父さんの魚屋があります。魚屋というよりは定食屋や居酒屋のような店構え。

少し早く着いたので、食事の前にちょっと覗いてみることに。恐る恐る扉を開けると、想定外の威勢の良い挨拶とキラキラの笑顔で迎えてくれました。

美味しそうな魚介がずらりと並んでいる上に、「味見する?」の言葉に負け、我慢できずに少しつまんでしまい、さらに夜ごはん用のタコやエビの唐揚げをお買い上げ。(笑)

食事への期待値も高まり、良い感じにリラックスできたので、お父さんとの会話が「pesceco」への最高のアペリティフになりました。この魚屋で一杯飲んでから食事へというのも良いかもしれない。もちろん、そんなサービスはありませんけどね。

 

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