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Sunday, September 4, 2022

斬新!自動運転ロボで「水上レストラン」、竹中工務店が着手 - 自動運転ラボ

出典:国土交通省資料

株式会社竹中工務店(本社:大阪府大阪市/取締役社長:佐々木正人)の計画が、国土交通省が推進する「令和4年度 海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業」に採択されたことが、2022年9月4日までに発表された。

この取り組みは、「ASV」(小型無人ボート)、海のドローンとして活用が期待される「AUV」(自律型無人潜水機)、「ROV」(遠隔操作型無人潜水機)などの海の次世代モビリティを活用することで、沿岸や離島地域の海域の利活用に関する課題を解決していくことを目指すものだ。

同事業において、竹中工務店は「自動運転船舶ロボットによる『アート&レストランロボット』の実用化実験」を実施する。香川県三豊市の粟島港で、無人船舶と地元企業が提供する料理を用いた水上レストランサービスを2022年10月に提供するという。

具体的には、三豊市詫間町内の宿泊施設と連携し、宿泊客などに次世代モビリティを利用した水上レストランサービスを体験してもらう。料理は地元企業が提供する。また、粟島で瀬戸内芸術祭があるため、宿泊施設の一般客などから希望者を募り、無料乗船体験会も行う。

■上部がオープンな四角の箱が水上に・・・

水上モビリティは8人程度の乗船が可能で、3メートル四方のフロートに4つの船外機が装備されている。全方位移動可能で、遠隔操作と目視操作ができる。また、GPSやIMU(慣性計測装置)により位置や方向を把握し、指定した区間の自動運転が可能だという。

公開されたイメージ図によると、上部がオープンな四角の箱が水上に浮かび、その中がレストランの個室のようになっており、中心に据えられたテーブルを利用者が囲むという斬新なデザインになっている。

出典:国土交通省資料(※クリックorタップすると拡大できます)
■「船員不足」「過疎化」という課題に対応

今回、香川県三豊市で実証を行う背景には、「船員不足」と「過疎化」という2つの課題があるという。電動の無人船舶を利用することで船員不足に対応し、次世代モビリティにより地元産業を創出し、過疎化対策も行っていきたい考えのようだ。

ちなみに同事業では「渡し舟ロボット」の取り組みも採択されている。、「無人」で「自動で動く」「渡し船」という利活用法を実証する実験のようだ。この取り組みも含めて、興味がある人向けに、以下の国土交通省のページを紹介しておく。

▼海の次世代モビリティを用いた実証実験2件を追加選定しました!|国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001499078.pdf

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